内容説明
ポスト構造主義以後の現代思想を牽引してきたイタリアの知性が、共同体と民主主義をめぐる問いの再定礎に挑む。“なんであれかまわないもの”と“取り返しのつかないもの”から発出する、政治哲学の鍵が開示される。高名な“ホモ・サケル”シリーズに先立つ代表作。
目次
なんであれかまわないもの
リンボから
見本
生起
個体化の原理
くつろぎ
マネリエス
悪魔的なもの
バートルビー
取り返しがつかないもの
倫理
ディム・ストッキング
光背
偽名
階級のない社会
外
同名異義語
シェキナー
天安門
著者等紹介
アガンベン,ジョルジョ[アガンベン,ジョルジョ] [Agamben,Giorgio]
1942年生まれ。イタリアの哲学者
上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年生まれ。思想史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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