内容説明
プラトンによって提起され、ニーチェによる転覆へと至る翻訳の形而上学―その奔流は西洋における思想と文芸の歴史を貫き、今なお私たちの知を揺るがしつづける。無翻訳の夢から翻訳の(不)可能性へ、古代より現代まで、錯綜する問いの干の相貌へと迫る、哲学者の旅程。
目次
第1章 無翻訳という夢
第2章 広義における翻訳の様々な舞台
第3章 翻訳と言葉の力
第4章 翻訳不可能性のヴァリエーション
著者等紹介
サリス,ジョン[サリス,ジョン] [Sallis,John]
1938年アメリカ合衆国生まれ。デュケイン大学、ペンシルベニア州立大学教授等を経て、現在ボストン・カレッジ教授。現象学およびプラトン研究において多数の業績があり、美学・解釈学・脱構築といった諸領域を横断する研究において高い評価を得ている
西山達也[ニシヤマタツヤ]
1976年神奈川県生まれ。2010年フランス・ストラスブール大学大学院博士課程修了。現在、西南学院大学国際文化学部准教授。専門は哲学・フランス思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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