内容説明
激しく変化する世界の中で、卓越した技術をたずさえた新しい人間たちが、来たるべき社会の担い手として登場する。見よ、利害の応酬の彼方から、市民的個人に代わって類型人が支配し、市民的憲法に代わって労働計画が全地球を動員する時代がやってくる。震撼すべき未来の書として八十有余年もの時空を超えて、本書は私たちの眼前にその巨大な翼の影を伴いつつ立ちはだかる。開け、この書物を。あなたの行く手を拓くように。
目次
第1部(見せ掛けの支配の時代としての第三身分の時代;市民的世界の鏡に映じた労働者像;部分の総和を超える全体としての形態;市民的空間への根源的な諸力の侵入;労働世界内では自由の要求が労働の要求として登場すること;労働者の形態の表象としての権力;様々な事柄に対する形態の関)
第2部(生活方法としての労働について;大衆と個人との没落;市民的個人に取って代わる労働者の類型;類型人の序列と個人の序列との相違;労働者の形態による世界の動員としての技術;労働世界の造形としての芸術;自由民主主義から労働国家への移行;社会契約に取って代わる労働計画;結語)
著者等紹介
ユンガー,エルンスト[ユンガー,エルンスト] [J¨unger,Ernst]
1895年ハイデルベルクに生まれ、1998年リートリンゲンに没す。ドイツの作家。二度の大戦に従軍し、体験記や日記を上梓
川合全弘[カワイマサヒロ]
1953年生まれ。京都産業大学法学部教授。ドイツ政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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