内容説明
“逸脱”という概念を核に、制度的規範を揺さぶり、創造的混沌を誘発し続ける、松本俊夫6冊目の最新理論集!1980年代から現在にいたるまでの思索と対話を精選!
目次
1 逸脱の映像(逸脱の映像とは何か;“わからない”ということ;映像の詩的機能 ほか)
2 論考(明日の映像;ニュー・メディアの両義性;ニュー・テクノロジーと映画芸術 ほか)
3 対話(映像の関係場をめぐって(松本俊夫×『季刊ヴォワイアン』編集部)
アヴァンギャルドの現在性―ルプリーズ=反復・繰り返し(松本俊夫×西嶋憲生)
映像史のパラダイム・チェンジ(松本俊夫×武邑光裕) ほか)
著者等紹介
松本俊夫[マツモトトシオ]
1932年生まれ。映画監督・映像作家・映画理論家。1956年にPR映画『銀輪』でデビュー、新理研映画を退社後『記録映画』『映画批評』などの雑誌で理論家として活動しつつ、『安保条約』『西陣』などのドキュメンタリー映画を手がける。1968年に松本プロダクションを設立、ATG(日本アート・シアター・ギルド)と提携した『薔薇の葬列』で劇映画に進出。その後『修羅』『十六歳の戦争』『ドグラ・マグラ』などの劇映画作品と平行して、『つぶれかかった右眼のために』『エクスパンション=拡張』『アートマン』などの実験映画やビデオアートの製作、批評活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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