出版社内容情報
・この本について
任天堂の元社長、
岩田聡さんのことばをまとめた本です。
ほぼ日刊イトイ新聞に掲載された
たくさんのインタビューや対談、
そして任天堂公式ページに掲載された
「社長が訊く」シリーズから重要なことばを抜粋し、
ひとり語りのかたちに再構成しました。
天才プログラマーとして多くの名作ゲームを生み出し、
任天堂の社長としてニンテンドーDSやWiiなど
革新的なゲーム機をプロデュースした岩田聡さんの、
クリエイティブに対する思いや経営理念、
価値観、ポリシー、哲学などが凝縮された1冊です。
岩田聡さんを誰よりも深く知っている、
任天堂の宮本茂さんと
ほぼ日の糸井重里の特別インタビューも収録しました。
「岩田さん」を、盟友のふたりが
たっぷりと語っています。
かわいい「Iwata-San」のイラストは、100%ORANGEさん、
ブックデザインは、名久井直子さんにお願いしました。
「ゲーム人口の拡大」というテーマを掲げ、
世界中のゲームファンとゲームクリエイターに愛された、
岩田聡さんのことばが、
本のかたちでたくさんの人に届きますように。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
154
2015年7月に亡くなった元任天堂社長の岩田聡氏についてまとめた一冊。ほぼ日刊イトイ新聞に゙掲載された岩田聡さんの言葉を再構成しています。HAL研究所で卓越したプログラマーとして数々の傑作ゲームを生み出し、任天堂の社長に就任してからはニンテンドーDS、Wiiといったゲーム機を世界に送り出して「ゲーム人口の拡大」に貢献しており、ほの軌跡を追い掛けています。経営者として、やるべきことに優先順位をつけることの大切さを語っていますが、同感です。2023/08/31
はっせー
141
岩田聡さん。私の少年時代を支えてもらったいわば恩師である。岩田聡さんが世に提供したものは大きい!DSやwiiとてもやっていたなと過去を振り返った。岩田さんの言葉や人生をまとめた本になっている。本当に優しい雰囲気がずっと醸し出されている。大きな優しいオレンジ色の雰囲気である。岩田さんはお客様や社員のハッピーを本気で追求していた。そのために何をすれば一番合理的かを常に考えていた。いま感想を書いている途中から涙が出そうになっている。自分の子供の頃お世話になった岩田さん。本当にありがとう。ゆっくり休んでください。2022/03/17
つっちー
135
岩田氏の誠実さが伝わってきます。 元のインタビュー、対談記事も読んだことがありますが、それらを丁寧に岩田氏の言葉としてまとめられています。 最近、「嫌われる勇気」を読んだのですが、岩田氏は、アドラー心理学を自然と実践されている人なのだなぁと感じました。 宮本氏、糸井氏が、お二人とも、友人として、人として岩田氏が大好きだというのがヒシヒシと伝わってきます。 岩田氏の語った哲学、仕事観は、氏の人柄もあって、下手な自己啓発本とは比べ物にならない程、心に活力を与えてくれます。 折に触れ、再読したい本です。2019/08/02
kou
130
語彙力が乏しくて、この想いを表現出来る適切な言葉が思いつかないが・・・とにかく素晴らしい一冊だった。「みんなを喜ばしたい」、「みんなをハッピーにしたい」、その事への情熱が溢れていた。社会人、そして、どの立場の人が読んでも、必ず刺さる箇所があると思う。これからも、何度も何度も読んで、内容を取り込んでいきたい。2020/01/17
mukimi
109
任天堂社長というと殿上人の様だが「岩田さん」は好奇心旺盛で努力家の優しい人だったらしい。全社員と面談していたというのは驚き。「私はあなたのことをちゃんと見ていますよ」と他者に思わせられる人は強い。人は自分を信じてくれる人を信じたくなり、自分を好きでいてくれる人のことは好きになる。「本当にやりたそうにしている人に仕事は渡したい」「目の前のことに汗を流す前にボトルネック(問題になっていること)を探したり自分にしかできないことを探すべき」「仕事で出会う人に敬意を持つことが仕事を面白くする」など金言も得た。2021/07/17
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