子どもたちが安心して暮らせる施設を目指して - 被措置児童虐待に抗するために

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  • サイズ A5判
  • 商品コード 9784865002034
  • Cコード C0036

出版社内容情報

施設がそこで暮らす子どもたちにとって「安心・安全」な場所であると言い切れない状況がある!

増加し深刻化する、施設職員による利用者に対する「性的問題」。法的整備の問題とだけ捉えるのではなく、児童福祉施設自身ががこの問題にどのように向き合えばよいのか……
課題を明確化すると同時に、さまざまな視点による新たな取り組みの実践を示し、現状改革の視点を提供する。


【目次】

はじめに

序章 「被措置児童虐待防止」の「明確化」とは──法改正と実施体制の課題  小木曽 宏
1 「被措置児童虐待通告」の法制化の歴史
2 子どもの権利侵害に対する行政機関、児童相談所の視点
3 「被措置児童虐待防止」対策の根拠となるもの
4 「被措置児童虐待防止」対策の現状と課題
5 「重大事案」とは何か――定義の明確化による視点

第1章 加害を理解し、育ちを支える――被害者も加害者もつくらない社会を目指して  芳賀英友
1 加害行為の背景にある依存構造
2 現場に現れる依存のサイン
3 「こども性暴力防止法」の成立と現場の課題
4 依存を生まない支援文化を育てる
5 被害者も加害者もつくらない養育
6 おわりに――理解から文化へ

第2章 被措置児童等虐待の背景にあるもの――「転移・逆転移」の視点から  後藤武則
1 はじめに
2 「転移・逆転移」の基本概念
3 入所児童に良く見られる転移反応の例
4 不適切対応(被措置児童等虐待)の背景にある「職員の誤認知」の原因とは
5 トラウマの再演とトラウマインフォームドケア(TIC)とは?
6 おわりに

第3章 「性被害」の法的対応の整備と必要性  杉浦ひとみ
1 はじめに
2 虐待の最たるものとしての性被害
3 性被害が適切に法制化されることの意義
4 性犯罪規定、新設や改正の推移
5 性を侵害された子どもの権利を救済するその他の活動
6 「妊産婦等生活援助事業ガイドライン」(こども家庭庁)
7 被措置児童の虐待の防止と救済
8 子どもから事実を聞き取る手法
9 通報の実現に向けて

第4章 子どもが被害者の場合の性暴力について理解を深める  齋藤 梓
1 子どもが被害者の場合の性暴力の現状
2 性暴力とは何か
3 性的同意とは何か
4 性暴力に直面したときの子どもたちの反応や行動
5 性暴力被害が子どもに与える影響
6 性暴力被害を受けた子どもに関わる支援者が受ける影響

第5章 被措置児童虐待を防ぐために──子どもの背景への理解に基づく対応について  山口修平
1 はじめに
2 児童養護施設における子どもの行動理解と職員の対応技術――発達・愛着・トラウマを踏まえたアセスメントと支援の視点
3 心のコップで捉える子どもの心理状態――行動の背景にあるストレスと自己評価への理解
4 ストレスと行動の背景理解――心のコップ理論を活かした支援実践
5 児童養護施設職員に求められる関わりと支援技術――子どもの成長を支える具体的アプローチ
6 子どもの「怒り」と心の脆さを理解するための視点
7 乳幼児期から考える心の発達と感覚統合――「コップ理論」と「心の器」の視点から支援を考える
8 加害と被害、そ

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