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内容説明
「作業療法」はどこを出発点として始まり、どのように導入されたのか。国家資格化から半世紀を迎える「作業療法」。しかし、精神医療における「作業を介在させた治療法」は「作業療法」という用語や概念が発生する以前から長い歴史をもっている。これから先の「作業療法」の位置づけ、役割を考えていく上で必読の歴史的研究の成果。
目次
序章
第1章 「治療的なアサイラム」の日本への導入―京都府と東京府
第2章 東京府巣鴨病院における「作業療法」の取り入れと実践―榊俶を中心に
第3章 東京府巣鴨病院および東京府立松澤病院における「作業療法」の理論化と実践の展開
第4章 地方公立病院と民間病院と民間施設における「作業療法」の実践
第5章 公立病院と民間病院における「作業療法」の発展と専門分化の基盤構築―第二次世界大戦敗戦直後から「作業療法」従事者の国家資格化直前まで
第6章 米国におけるoccupational therapy概念の形成と日本への導入
第7章 国家資格制度導入とそれによる臨床と教育の断層
終章
補論
著者等紹介
幸信歩[ユキシホウ]
東京都生まれ。国立神戸大学大学院、立命館大学大学院博士課程修了。学術博士。東京都内の精神科病院に勤務。福井医療大学、大和大学等で教授、学科長を務め大学設置準備に携わる。外国人医師や看護、介護等の日本語教育にも従事している。日本初となる、日本語学校での留学生専用カウンセリング室を設置担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




