内容説明
ダウン症のある子どもの母親たちはいかに母親であることを続けているのか。ケア責任を委ねられた行為者でありつつ、自分自身の生き方をも見い出していく母親たちのありようを抽出し、子育て経験と子どもとの共同性の構築・変容について明らかにする。
目次
第1章 障害児者「家族」の問い方
第2章 生活史法と調査概要
第3章 母親たちの戸惑いと親子関係の形成
第4章 ケアと生活を形づくる実践
第5章 地域で暮らす生活経験としてのケア
第6章 母親として生活を続ける条件
終章 結論
著者等紹介
齋藤雅哉[サイトウマサヤ]
1979年生まれ。立教大学社会学研究科社会学専攻博士課程後期課程単位取得退学。博士(社会学)。明治学院大学、立正大学、東京外国語大学等の非常勤講師。大谷大学任期制助教を経て、明治学院大学社会学部付属研究所研究員及び神奈川県庁総合政策課政策研究センター特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。