内容説明
コロナ禍は“終わった”のか。急速に自由を取り戻していく社会を私たちは不安な思いで見つめている。医療崩壊と自宅死を経験した社会は、障害のある人の医療や支援を「仕方がない」と切っていくのではないか―?母たちが抗いの声をあげた初版に、オミクロン株でのこと、父親や障害当事者の視点、貴重な実態調査報告などを大幅に増補。今こそ語られるべきことが、ここにある。
目次
第1章 「ほなって、しょうがないでぇなぁ」で、本当にいいの?―地方で知的障害のある子とコロナ禍を生きる私たち
第2章 医療的ケアとともにある生活を脅かすコロナ禍
第3章 コロナも予測不能!重度自閉症のたっくんも予測不能!!
第4章 障がいも性格もさまざま 三きょうだいの母は黙っていられない
第5章 コロナ禍で娘の入院に付き添って
第6章 家族依存の福祉とコロナ禍―仲間と親たちの体験と運動から
第7章 コロナ禍に炙り出されてきたもの
増補
著者等紹介
児玉真美[コダママミ]
1956年生まれ。京都大学文学部卒。カンザス大学教育学部にてマスター取得。中学、高校、大学で英語を教えた後、現在、著述業。一般社団法人日本ケアラー連盟理事。長女に重症心身障害がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tu-ta
2
23年の6月に出たこの増補版、すぐに購入して、最初のほうだけ読んで、そのままにしていた。まだ読み終えていないが、児玉さんがNHKのサイト https://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/252937.html でインタビューに答えているのを見つけて、思い出して、本棚から取り出した。 児玉さんがそのインタビューでも書いているように、施設に頼らざるを得ない現状とがある。そして、「満足なケア」が行われている施設も少しはあると思う。しかし、その「満足なケア」ってなんだろう?とも2024/08/04
takao
2
ふむ2024/06/10