内容説明
なぜ、また、どのように、精神障害者がグローバルな規模で連帯し、世界組織として活動してきたのか。おかれている状況もそれに対する主張も異なる精神障害者が、どのように出会いどのように連帯し、一つの組織の中で活動してきたのか。世界精神医療ユーザー、サバイバーネットワーク(World Network of Users and Survivors of Psychiatry:WNUSP)を主な対象として、その歴史を詳細に追った労作。
目次
第1章 はじめに
第2章 世界組織の発足
第3章 欧州の組織の発足
第4章 組織の名称をめぐる議論
第5章 精神医療のユーザー、サバイバーは精神障害者か
第6章 東欧地域における欧州のネットワークの活動
第7章 対立したままでの連帯
第8章 アジア、アフリカ、中南米地域からの参加
第9章 おわりに
著者等紹介
伊東香純[イトウカスミ]
立命館大学先端総合学術研究科修了(博士学術)、日本学術振興会特別研究員(PD)/中央大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。