内容説明
なぜ、子どものスポーツ観戦はこれほど楽しく、でも、ときにはイライラしたり怒りを感じたりしてしまうのだろう。親として子どものスポーツとどのようにつきあえばよいのか…スポーツファン・指導者はもちろん、スポーツ嫌いの人にも役立つ、使えるヒント満載。スポーツペアレンティングのすすめ!
目次
第1章 スポーツ観戦はなぜ、興奮するのか(見ているだけでもホルモン値が変化;ミラーニューロンとスポーツ観戦;快をもたらす報酬系 ほか)
第2章 スポーツペアレンティング(二四時間ルール;まず、家庭の理念を;子どもがスポーツに求めるものを中心に据える ほか)
第3章 なぜ、スポーツペアレンティングができたのか―過熱の背景(トライアウト制;早期からの過熱;大学入学選考との関係 ほか)
著者等紹介
谷口輝世子[タニグチキヨコ]
1971年生。京都教育大学教育学部体育学科卒。1994年デイリースポーツ社に入社、プロ野球を担当。98年から米国に拠点を移し、主にメジャーリーグなどを取材。2000年からフリーランスとして活動。プロスポーツから学生スポーツ、子どものスポーツをカバーしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MZ
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「12歳未満の子どもの将来の競技結果は予測できない」はスポーツに関わる大人は覚えておくべき言葉。 数年前、小学生日本記録を更新して一躍有名になった子(体格が中学後半レベルだった)が競技場に来てて、TV取材で人だかりが出来ていたのを見たが、中学以降は県内ですら勝てなくなり最近は全く話を聞かない。 小さい頃から親子鷹で一流になったという事例はごく少数の成功者の話でしかなく、その影には親が熱心でも、またそうであるが故に潰れた多数の子どもがいる。親が子どもを身代りアスリートにしないことが重要。 2025/11/10
pequeño_puento
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読んだ。日米の部活動の違いは、なんか就職の違いと似ている気がした。(日本:年功序列、アメリカ:ジョブ型)初心者でも入部させてくれる、けど万年補欠かもしれない日本の部活。一方、試合は出やすいけど、トライアウト(選抜テスト)に弾かれたら、入部できず入れるところを探すアメリカ。一長一短な気がする。個人的には、日本の部活動、やらない期間を決めることと、レベルにあわせた実戦を増やすこと、地域移行じゃなくて、待遇改善の上で学校で面倒見るほうがうまくいきそう。2023/01/15
ジャービル
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読むべき本2022/03/09
hinotake0117
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関わっている応援学のヒントがないかと手に取ったが、日米の中高にかけてのスポーツに対する関わり方の違いが知れてその部分が興味深かった。 家でスポーツを何のためにやらせるのかの理念をしっかり検討しておくというのがなるほど。 https://t.co/h5Z3v0A50m2021/05/01
YH
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小学校1年生の息子がサッカーを始めた。 ・Jリーグ下部組織に入ることを目指している子 ・チームプレーを身に着けたいと考えている子 ・単純にサッカーが好きな子 、チームにはいろいろな目的で参加している子がいる。 息子はここでなぜサッカーをするのか?親として何を学ばせたいのか?を考える機会になった “家族として何を大切にするか、子どものスポーツに何を望むのかは、親と子が迷ったときに戻ってくるべき地点の「待ち合わせの目印」”p612021/03/26




