内容説明
これからの自動車利用のあり方を見通すための「手がかり」とは…。「自動車保有」に対して、大きな転換を示唆するカーシェアリングと、「運転免許制度」を転換させる可能性としての「自動運転技術」。この時代にカーシェアリングから学べることと、自動運転に期待されることを詳述し、自動車の未来を展望する。
目次
第1部 カーシェアリングとは―脱自動車保有のかたち(カーシェアリングの誕生と普及;カーシェアリングの利用実態について ほか)
第2部 自家用車というしくみの発生(自動車保有と運転免許;事業所と自動車の普及 ほか)
第3部 カーシェアリングがもたらしたもの(カーシェアリングの効用―カーシェアリングがもたらしたもの;自動車の機能と効用とカーシェアリング利用 ほか)
第4部 自動車の効用を組み込んだ交通政策の方法―自動運転に期待されること、危惧されること(自動運転によりもたらされること;移動に困難をともなう者にとっての自動車利用 ほか)
著者等紹介
仲尾謙二[ナカオケンジ]
1963年生まれ。京都府立大学文学部国文学・中国文学科卒業、2015年3月立命館大学大学院先端総合学術研究科単位取得後満期退学。博士(学術)。1987年京都府入庁、自動車税管理事務所、農村振興課等勤務。総務省近畿総合通信局、京都府環境政策課、交通政策課等勤務を経て2018年京都府退職。現在、立命館大学生存学研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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