内容説明
「障害支援」の専門性に付帯する権力について教育の視点から検討し、支援する‐される関係ではなく、葛藤が新しいものを生む可能性として承認されるような「場」の設営と維持こそが専門家の役割となることを指し示す、注目の論考。
目次
序章
第1章 障害支援の専門家はいかにして作られるのか
第2章 「関係」と「障害」の構築過程
第3章 相互教育における主体形成の関係論的再考
第4章 「発達障害」概念の様相
第5章 障害支援の包摂と排除―「場」の権力作用と合理的配慮
第6章 専門家像の脱構築
終章
著者等紹介
村田観弥[ムラタカンヤ]
1970年兵庫県生まれ。神戸大学人間発達環境学研究科博士課程後期課程修了。博士(教育学)。中学校、特別支援学校などで18年の教員経験がある。神戸大学附属ヒューマン・コミュニティ創成研究センター障害共生部門研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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