内容説明
療養所内外のハンセン病者が歩んだ生活史と思いを、一人ひとりの「病いの経験」を聞くフィールドワークにたずさわる自らの姿とともに描いた、社会学におけるライフヒストリー研究、質的調査法の画期をなした名著、文庫版となって待望の新版刊行!
目次
第1部 ライフヒストリーを聞き取るということ(フィールドに出る、ライフヒストリーを聞き取る―「わたし」の経験;ハンセン病者研究の方法論的視座)
第2部 ハンセン病者の「病いの経験」(ハンセン病者にとっての「家族」;「悔い」を生きる;「正直に」生きる;「六つの名前」を生きる;「社会」に生きる;「訴訟期」を生きる;「訴訟期療養所」というフィールドで)
著者等紹介
蘭由岐子[アララギユキコ]
1983年奈良女子大学大学院家政学研究科修了。奈良女子大学博士(学術)。九州女子大学専任講師、賢明女子学院短期大学助教授、神戸市看護大学准教授を経て、2012年4月より追手門学院大学社会学部教授。専攻は健康と病いの社会学、質的調査法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
-
- 和書
- 女性の階級 PHP新書