内容説明
「安楽死」を認めるのではない、あくまで「尊厳死」なのだという主張の危うさとは?またも蠢きだした「尊厳死法案」。この動きの背景・歴史・生命倫理学における肯定論、そして抵抗の論理を、賛成・反対両者の法案や声明、文献の紹介などを通して明らかにする。
目次
第1章 短文・他(私には「終末期の医療における患者の意思の尊重に関する法律案(仮称)」はわからない
「自己決定」について三〇〇字で論じなさい、に ほか)
第2章 引用集―法案・意見(末期医療の特別措置法案;「安楽死法制化を阻止する会」の声明 ほか)
第3章 功利主義による安楽死正当化論(生命の神聖さ;与益)
第4章 「ブックガイド・医療と社会」より(米国;オランダ ほか)
著者等紹介
立岩真也[タテイワシンヤ]
1960年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専攻は社会学
有馬斉[アリマヒトシ]
1978年生まれ。国際基督教大学教養学部卒、米国ニューヨーク州立大学バッファロー校哲学博士課程修了。現在、横浜市立大学国際総合科学部准教授。専攻は哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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