内容説明
民族の魅力がつまった人文地理学的な万華鏡。北東・中央アジアに住む100を超える主要民族集団の情報を届ける事典。民族の歴史、変わりゆく文化・社会生活、彼らの使用する言語等を知ることができるレファレンス。なじみのない少数民族にも言及。正式名称、通称・他称、主な居住地域、推定人口と言語的・宗教的な帰属、彼らの歴史と文化的な特徴、伝統や習慣にも触れる。推奨文献リスト、2000項目以上の索引も付記。
著者等紹介
ミナハン,ジェームズ・B[ミナハン,ジェームズB] [Minahan,James B.]
世界の国家や民族に関する事典などの著書多数
猪口孝[イノグチタカシ]
東京大学名誉教授。元新潟県立大学学長。元国連大学上級副学長。専門は政治学、国際関係論。政治学博士(M.I.T.)。著書多数。2023年、瑞宝中綬章受章
村田綾子[ムラタアヤコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoneyama
6
お、俺のためにこんな本が出たのか?というくらい今読みたい辞典。著者ミナハン氏の経歴等は不明で訳もクセありますけど結構網羅。漢族やヤマト含めて103族紹介。テュルク、ツングース、ウラルはよく読み込んでいたけど、雲南四川の民族は今回からという感じ。地味な装丁で図や表が一切なし。規模、歴史、周囲との関係、現在などそれぞれよく触れられているが、ざっと把握するのに良い入門書級。でも高額14000円。前書きはやや不明だった。分布図がみたいし、語族グループ図などもあれば良いのにと思う。でも他にない情報が多く楽しく読んだ2025/02/20