内容説明
著者が自身の足と耳、問題意識で掬いあげた「民俗語彙」の集積。手の届く過去に生きた人びとが育み、伝えた民俗世界が立ち上がる。2000以上の民俗語彙と、その伝承者の記録。見出し項目のほか、関連する語をくわえた約3400語の索引付き。
目次
序 民俗語彙の樹海へ
1 農耕
2 漁撈
3 狩猟
4 採集
5 畜産
6 交通・流通・河川流送
7 生業複合要素と諸職―養蚕・林産・茶産・製紙原料・鍛冶屋・炭焼・箆屋など
8 衣・食・住・燃料
9 人生儀礼と年中行事
10 信仰・呪い
11 社会・村落生活
12 人とイエをめぐる諸民俗―家族・親族・生活用具・産育・遊び・身体・疾病・衛生など
8 自然環境・生きもの
結び 民俗語彙からの受信
著者等紹介
野本寛一[ノモトカンイチ]
1937年静岡県生まれ。國學院大學文学部卒業。文学博士(筑波大学)。近畿大学名誉教授。2015年、文化功労者。2017年、瑞宝重光章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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