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内容説明
女性の人生の何が変わったか、どう変わったか、なぜ変わったか。コルセット、経口避妊薬錠剤、人類最古の女性「ルーシー」の骨、公民権運動活動家ローザ・パークスの逮捕写真、マリー・クワントの象徴的なケープ…刺激的で感動的で、時には不安にさせるような100のモノを通して女性の歴史を語る。
目次
第1部 身体と母性と性
第2部 妻と主婦
第3部 科学とテクノロジーと医術
第4部 ファッションと衣装
第5部 通信、交通、旅行
第6部 女性の仕事と雇用
第7部 創造性と文化
第8部 世の中の女性の立場
著者等紹介
アンドリューズ,マギー[アンドリューズ,マギー] [Andrews,Maggie]
ウスター大学文化史学教授。女性らしさと家庭生活の問題を中心に幅広く研究・執筆に従事し、女性史ネットワークの活動にも積極的に参加している
ロマス,ジャニス[ロマス,ジャニス] [Lomas,Janis]
バーミンガム大学で女性史学の講師を務めたあと、スタッフォードシャー大学で戦争未亡人の研究を発表して博士号取得。女性史ネットワークの創設メンバーで、実行委員も務める。同団体のイングランド中部支部を20年以上前に創設した
小林さゆり[コバヤシサユリ]
神奈川大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
51
読み友さんの感想から。夫は娘が生まれるまで世界がいかに女性に厳しいかに全く気づけなかった、と認めました。本当に愛情深くて優しい彼のような男性すら、妻や母、多くの女性友人の不自由には気づけなかったんです。だから、ぜひこの本は優しい男性たちにも読んでほしい。あなたの隣に座っている女性が見ている世界が、あなたとは違うことに気づいてほしい。…ただカラーで資料を見たかったし、小学生が気づけるような本もほしいです。また、アジアの視点が少ないのも残念。ブロンテ姉妹くるなら紫式部紹介してほしかった…。2023/06/27
くさてる
18
生理用品、産科用鉗子、ピルなどの実用品から、モンローの地下鉄ドレスやジャンヌ・ダルクの指輪まで、女性の歴史にかかわったさまざまな事物を幅広いジャンルから拾いあげ、紹介した一冊。抑圧、支配、制約からの解放、という副題が、まさに、という感じ。いまだ足りないことは多いながらも、これまでの歴史で、人類は多くの場面で気づき、創作し、閃いたアイデアをモノにし、協力して、よりよい生活と人権のために邁進してきたのだなあということが分かる一冊でした。女性の歴史、とありますが、それと同時に人間の歴史でもある話です。お勧め。2023/05/31
ちり
1
なににつけ女性の参加を拒む言い訳は多種多様に存在したけど、蒸気機関車のときの「女性の身体は時速80キロの移動に耐えられる構造ではない‥そこまで車体が加速したら、子宮が〔女性の〕身体から飛び出すだろう」はだいぶトンチキな方だな2023/02/08