内容説明
本書では実用と美の両面から植物とわれわれの複雑な関係を明らかにし、80種以上にのぼる主要な植物の興味深い歴史、重要性および利用法を詳しく解説する。掲載した植物は、地球上のあらゆる地域の身近なものから奇想天外なものまで多種多様で、文化的、歴史的、植物学的分野の話題には事欠かず、象徴としてさまざまな意味を持ち、さらにそれぞれに魅力的な物語がある。キュー植物園の比類なきコレクションの美しい図版とともに、われわれの世界を形作るもっともすばらしい植物の美、多様性、重要性、そしてまぎれもない驚異をたたえる。
目次
植物の栽培化―定住と農耕
味―単なる必要性を超えて
薬と毒―微妙なさじ加減
技術と支配力―原材料の世界
換金作物―収益を上げる
景観―植物の壮観な美
崇拝と憧れ―聖なるものから美の極致まで
自然の驚異―驚くべき植物の世界
著者等紹介
バイナム,ヘレン[バイナム,ヘレン] [Bynum,Helen]
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンおよびウェルカム医学史研究所で学び、リヴァプール大学で医学史の講師を務めた。現在はフリーランスの講師、編者および著述家
バイナム,ウィリアム[バイナム,ウィリアム] [Bynum,William]
イェール大学で医学博士号を、ケンブリッジ大学で博士号を取得。ロンドン王立医師会の特別会員。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの医学史専攻名誉教授
栗山節子[クリヤマセツコ]
翻訳家。東京外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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