内容説明
王たちと神々にとっての都市、要塞都市や民衆にとっての都市、特定の職人が生活していた「労働者村」…。考古学の発掘調査・墓の壁画のなかの描写、古代エジプト人たちによって書かれた文書などに基づき、彼らの共同体における生活・経済・労働―水の確保・学校・犯罪と司法・娯楽・観光旅行・都市における死などを描き出す。失われた都市を掘り起こす、主要都市の地名辞典も収録。
目次
序章 古代エジプトの都市生活
第1章 都市の興隆
第2章 王たちと神々のための都市
第3章 民衆にとっての都市
第4章 ギリシア・ローマ時代
第5章 古代エジプト都市の地名辞典
エピローグ―失われた都市
著者等紹介
スネイプ,スティーヴン[スネイプ,スティーヴン] [Snape,Steven]
リヴァプール大学でエジプト考古学を教えている。エジプトの集落考古学は、彼の主要な研究テーマの1つであり、ザウイエト・ウンム・エル=ラカムにおけるラメセス朝期の要塞都市の発掘調査を通して着想を得た
大城道則[オオシロミチノリ]
1968年生まれ。関西大学大学院文学研究科史学専攻博士課程修了。博士(文学)。バーミンガム大学大学院エジプト学専攻修了(University of Birmingham,MA in Egyptology)。現在、駒澤大学文学部教授。スウォンジー大学歴史・古典学科名誉研究員。専攻は古代エジプト史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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