内容説明
「甲子園史上最強打者」でも「番長」でもない、“青”こそが最強の象徴だった狂熱の時代。それがニッポンと“俺たちの清原和博”の絶頂期―。
目次
第1章 獅子の章―運命のドラフト、そして涙の日本一 1985‐1987(1985年 天才ふたりのシャイな言い訳;1985年 あこがれて、ふられて、悔しくて泣いた;1986年 PL4年生 ほか)
第2章 頂点の章―狂熱の時代のスーパースター 1988‐1991(1988年 好景気ニッポンの顔;1988年 人生の必須科目;1989年 ホームランと欲望の日々 ほか)
第3章 別離の章―最後の対決と夢の終わり 1992‐1996(1992年 主役交代の予兆;1933年 泡沫;1994年 逆襲のKK ほか)
1996…goodbye blue
著者等紹介
中溝康隆[ナカミゾヤスタカ]
1979年埼玉県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。ライター兼デザイナー。2010年10月より開設したブログ『プロ野球死亡遊戯』が累計7000万PVを記録するなど、野球ファンのみならず現役選手の間でも話題になる。『文春野球コラムペナントレース2017』では巨人担当として初代日本一に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
83
Kindle。清原のドラフト会議から西武退団までを纏めた一冊。プロ野球を観るようになった時、清原は既にオリックスでの晩年を過ごしており、コロコロの漫画を思い出す程度。KKコンビに日本が熱狂した事は知っていたけど雰囲気や詳細は知らなかったので勉強になった一冊。2023/04/30
ma-bo
58
清原選手の西武入団から、FAで巨人に移籍するまでを描く。KKコンビの桑田も。当時の世相やなぜか北尾光司のネタを放り込む(・o・;)軽妙な語り口も、悪ノリがクドく感じた。2022/12/03
ドリル
17
★★★2022/11/30
ライアン
10
西武在籍時代、まだ番長とも言われていなく、筋肉隆々でもなかった頃のキヨハラの話。北尾の話のぶっこみ具合が半端なかったね。マスミギャグ・・・それは言ってくれるなよ(笑)。どうせなら両親の話、特にお母さんの話ももうちょっと書いてくれると良かったかな。87年日本一直前で涙を流したとき辻さんがもらい泣きしそうだったというのはあのキャラからすると意外だった。あの頃は良かったね~2023/06/05
hideto
8
桑田真澄とともに、80〜90年代のプロ野球界で一時代を築いた清原和博。そんな彼の西武ライオンズ時代のみを取り上げた作品です。清原の活躍とともに、これでもかと語られる小ネタの数々は懐かしく思えるものばかり。特に40〜50代の男性は、思いっきりノスタルジーに浸れるはず。作者も書いてあるとおり、「明るく元気でクレイジーな清原」の姿に元気をもらえた気がします。あと、西武ライオンズ時代に放ったホームラン1本1本に書かれた作者の寸評は一見の価値あり。全部見返したのてしょうか?2022/09/01