内容説明
ナイアガラ思考大系の全貌!Mr.ナイアガラ、大瀧詠一、その世界の全てを収録!エッセイ、評論、インタヴュー、ライナーノーツ、対談等を集大成した、その軌跡の全貌を伝える、究極の一冊!
目次
第1章 ナイアガラ・クロニクル―大瀧詠一インタヴュー(1948~1959年 少年時代;1961~1963年 中学時代 ほか)
第2章 ナイアガラ・ミュージック・セミナー(総論「大滝詠一のポップス講座―分母分子論」;私論 日本の流行歌の系譜 ほか)
第3章 ナイアガラ・グラフィティ―音楽とその周辺(その後の武蔵達;楽しい夜更し ほか)
第4章 ナイアガラ・ライナーノーツ(トラフィック『ミスター・ファンタジー』;トラフィック『トラフィック』 ほか)
第5章 ナイアガラ・クロストーク(相倉久人「キミは“福生語”を理解できるか!?」;相倉久人「“大瀧流”パロディ学入門」 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
怜
27
大滝詠一ご本人が語る、書いたものに触れるのはこれが初めて。声優さんバンドSlap Stickに何故楽曲提供をしたのかずっと謎だったが、ここで知ることになり嬉しい。星空のプレリュードがのちに風立ちぬに変化していたなんて、両方好きなわたしはそこもまた嬉しい。2015/06/28
ばんだねいっぺい
24
大瀧詠一は、ボリュームの人だと思うので、この本の分厚さは、それを具現化してるなと思った。「びんぼう」なんか聴きながらたのしく読んだ。福生へ、一度、行ってみたいなぁ。2019/10/06
阿部義彦
8
ようやく、大冊のいわば集大成を読了。インタビューや対談、過去に活字化されなかった話などが盛り沢山。野球や落語に対する博覧強記は特筆もの。高二時代にも書いていたなんて今回初めて知りました。1978年の11月25日にYMOと竹内まりやの1stと大瀧さんの最期を飾る怪作レッツ・オンド・アゲンが出たのは記憶に留めます!私は全部買って全部好きでしたよ!一番残った言葉は「右揚がりを永遠にという前提で考えたら、破滅の道だということはぐらいは簡単にわかるはずなんだけど。」大瀧詠一さんよ、安らかにそして、ありがとう!2015/08/27
Sunlight
7
圧巻の900ページ。余計な前書き後書き無し、チョイスはさておきとにかく大瀧氏の書いたもの、話したものだけ徹底的に集めたファン必携の一冊。博覧強記の音楽論はもとよりその他趣味諸々に至るまで丸ごと大瀧詠一が詰まってます。なんか本の宣伝みたいになってしまったがまあすごい。4500円!?高いな~と思っちゃいけません。これだけのソースを単品で集めようと思ったらいくらかかることか。そもそも雑誌の記事なんてほぼ収集不可でしょう。ファンなら黙って買う!2016/08/21
nureyev
3
三ヶ月ほどかけてようやく読了 音楽の話より、「人生は流れに身を任せて」「右肩上がりはやがて破滅する なにか終わっても、それが始まる前に戻っただけだから、そんなに悪い話じゃない」が、一番印象に残った2015/09/06