内容説明
夫が遺した「8180」という数“符号”。夫人は失意のなかで未発表の詩集を見つけた。不可思議な数の意味を探しもとめ、ことばと思索の森へ―。一扁また一扁。「生」「老」「病」そして「死」の世界。すべては、明日をつなぐ存在のため、紡がれた日めくりの魂。探しもとめた答えは、追憶の彼方にその輪郭をあらわしてゆく。「こころ」に沁み入る珠玉のエッセイ&詩集。
目次
言葉の寺に生きて、そして 中島信子
日めくり詩集 桜井信夫
エピローグにかえて 中島信子
著者等紹介
中島信子[ナカジマノブコ]
1947年長野県生まれ。東洋大学短期大学に在学中より詩人・山本和夫に師事。出版社等を経てフリーに。日本文藝家協会会員
桜井信夫[サクライノブオ]
1931年東京都生まれ。國學院大学文学部卒。出版社を経てフリーに。『ハテルマ シキナ』(かど創房)により1999年度赤い鳥文学賞・日本児童文学者協会賞。2010年8月18日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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