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内容説明
ある小児科医のもとに届いた差出人不明の小包。そこに入っていた黄金の卵形の容器を開けると強力な毒ガスが発生した。社会的弱者のために活動し、地域社会で尊敬されていた彼がなぜ殺されたのか…イヴが犯人の動機を絞れない中、同様の手口で第二の殺人が起きる。そして捜査を進める中で浮かび上がってきたのは、ある私立高校内部の腐敗の実態だった―。
著者等紹介
ロブ,J.D.[ロブ,J.D.] [Robb,J.D.]
ロマンス小説の人気作家、ノーラ・ロバーツのもう一つのペンネーム。1950年、メリーランド州シルバースプリング生まれ
青木悦子[アオキエツコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
凄腕警部補とお金持ち夫、楽しい仲間たちが大活躍のシリーズ、今回も大変面白かったです。犯人はとにかく最低ですが、捜査の過程で出会う人々には良い方向に人生を立て直した人たちも登場し、作家の人間への視点を強く感じずにはいられませんでした。また、犯人とその弁護士に立ち向かう正義の女性たちとう対比は相変わらず小気味よくって!すべての女性読者がこの部分ににっこりしているんじゃないのかな?と。珍しく温厚なピボディが切れたり、夫婦でもめごとがあったりするのも微笑ましく、シリーズものの安定した流れを楽しみました。2021/08/22
momo
10
読みはじめて思う 家族や友人知人に愛されている罪のない人がどうして死ななければいけなかったのか。読んでいて家族の悲しみに涙して、家族に寄り添うイヴとピーボディの2人と家族のやりとりにまた涙して。仲間との絆に感動して。 犯人逮捕につながるピースを揃えてから追い詰めていく過程がスピーディーで、今回は全員集合ですか?っいう捜査が最高でドキドキしながら読んで。 悲しい事件だけど、読み終わったあとに優しい気持ちになれて、早く次回作品が読みたいなぁって思った 今回も素晴らしい作品をありがとうございました2021/07/03
megu
7
イヴ&ロークシリーズの第51巻。差出人不明の荷物に入っていた黄金の卵形の容器を開けると、強力な毒ガスが発生。更に同様の手口による第二の殺人。600ページ越えの大作だが、ロマンス&サスペンスで楽しく読めた。このシリーズは前回1巻を読み、50冊すっとばして今回51巻を読んでしまった。1話完結なので、それでも楽しめるのだけれど、1巻でやっと付き合うことになったイヴとロークが、本作では夫婦になっていたので(そりゃそうだよね…)、やっぱり他の巻も読みたくなった。2021/10/28
サクラ
4
今作の犯罪理由も中々クズでした。甘やかされて肥大化した自己愛の醜さが良く表されてました。1番腹立たしいのは前女校長!。直接的な犯罪はなくてもこの人が1番罪が重いと思う。ピーボディがここまで切れたのは初めてかも?。 イブとロークは安定期に入ってるみたいで見てて安心…だけど、初期作品の様なドキドキ感は減ってきましたね。それもまた良しかな。2023/07/25
すらりん
3
朝の行ってきますのキスや愛してるの一言は大事なんだろう。2021/10/13