ジョーカー：キラースマイル

レミア，ジェフ〈Ｌｅｍｉｒｅ，Ｊｅｆｆ〉/ソレンティーノ，アンドレア【著】〈Ｓｏｒｒｅｎｔｉｎｏ，Ａｎｄｒｅａ〉/石川 裕人【訳】

フリュー（2020/10発売）

• サイズ A4判／ページ数 139p／高さ 26cm
• 商品コード 9784864914888
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

内容説明

若き精神科医ベン・アーネルは、アーカム・アサイラムに収容されたジョーカーを被験者に新たな学説の確立に意欲を燃やす。注意を促す周囲の声をよそに研究に没頭するアーネルは、やがて奇妙な感覚に囚われ始め、息子が持っていた一冊の絵本から、その懸念は現実のものとなっていく。ジョーカーは塀の中にいたはずなのに、なぜ…。ジョーカーに深入りしたばかりに己を失っていく精神科医の姿を通し、自我とは何かという根源的な命題に鋭く切り込むジェフ・レミアの意欲作。「キラースマイル」３部作に加え、続編となる『バットマン：スマイルキラー』も同時収録。

著者等紹介

レミア，ジェフ［レミア，ジェフ］ ［Ｌｅｍｉｒｅ，Ｊｅｆｆ］
ライター。その著作で数々の賞を受賞しており、その中には２０１７年度のアイズナー賞、ジュノ賞が含まれる。また、その著作の多くは映画化、ドラマ化の企画が進行中であり、アイズナー賞を受賞した『ブラックハマー』は、レジェンダリー・エンターテインメントが映像化を進めている。カナダのトロントで暮らしている

ソレンティーノ，アンドレア［ソレンティーノ，アンドレア］ ［Ｓｏｒｒｅｎｔｉｎｏ，Ａｎｄｒｅａ］
イタリア人コミックアーティスト。２０１８年にはジェフ・レミアと組んだ『ギデオン・フォールズ』をイメージコミックスでスタートさせ、同作で２０１９年度のアイズナー賞・最優秀新シリーズ賞を獲得した。ナポリ郊外に暮らしている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[リチャード]

表題作も面白かったけど、巻末に収録された続編『バットマン:スマイルキラー』が輪をかけてヤベェ。展開そのものは割とオーソドックスなのに正気と狂気の境界線の揺さぶり方が怖い。登場人物の誰も彼も一体自分が何者なのかを見失ってるのにジョーカーだけは全編通して全くブレない。

2020/11/01

[Kazunori Yuki]

ジョーカー×世にも奇妙な物語

2023/09/08

[fap]

「さて、どこから始めようか」 危うい世界。 道を踏み出すときは自覚しているかもしれないが、 踏み外したあとは踏み外し続けていることに気が付かない。 どこが境目かを判じるよりも、これからどうするかについて考えるべきだろう。

2020/12/05

[xzr]

ジョーカーと精神科医の話は大抵徐々に狂気に侵されていくものが多く出ているが、そこに一捻りしてあるのがBrand New な感じ？ しかしそれ以上に同時収録されている続編、バットマン：スマイルキラーがなかなか秀逸。これがありとなしで評価が大きく変わりそう。

2020/11/23

[AO ( × ×)ノ⌒○]

キラースマイル3部作は絵がカッコいいというくらいだったけど、最後の『バットマン:スマイルキラー』はなるほどこちらもかと面白かった。

2020/12/09