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内容説明
自室で注射器を手にした青年の死体が発見された。同居していた優秀な心理学者の姉は、イヴとロークが犯罪に手を染める若者を救うべく設立した施設に採用されていた。彼女は「弟は道を踏み外した事もあったが今は立派に更生していた、薬物の過剰摂取などありえない」と取り乱す。彼のかつてのギャング仲間を捜査するイヴ。だがその矢先、容疑者の一人が惨殺死体となって発見される…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
定番の面白さです。今回は自分が一番好きな脇役の一人・クラックがなんと女子同伴で登場!彼女の身辺調査をしちゃうイヴがおかしくてたまりませんでした。魅力的な人がたくさん登場し、ファミリーは増える一方。今回も女性を見下す犯罪者をがっつり追い込む女子軍団がパワフルで爽快です。セイフテイネットについて考えさせられる小説を読んだばかりだったので、ロークの前向きなことばにはハッとさせられました。差し入れでムッとするイヴがかわいかった。次も楽しみ楽しみ。2021/01/31
momo
9
犯人に対する怒りとか、苛立ちとか、ベラちゃんの可愛さで癒されました 最後の取り調べはいつも、ドキドキしゃうなぁ2021/03/06
みるて
5
購入済み 読了 イヴ&ローク492020/10/22
サクラ
4
ギャング団から抜けて更生した青年が犠牲者に。話の筋としては愚かで自己的なギャングの内ゲバからの壊滅作戦。イブの指揮官としての凄さがかっこよかった。でも今回は大きな事件のない過ごし方が書かれている部分も楽しめました。後半の、社会のシステムを守っても犠牲になってしまう人が出る事を悲しむイブに、ロークが優しく誠実に語り掛ける所が良いですね。完全ではなくても社会を、頑張ってくれている人を、自分を信じて前に進む。最後のシーンは温かい。2023/07/16
すらりん
3
アメリカのギャングって何歳までやってるんだろ?その末路は死ぬのかジャンキーなのか地下で過ごすのか? 成功者はどんなものになり得るのか?どんな者に成れば成功者と言われるのか?虚しさがつのる。2020/09/07