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内容説明
航空会社同士の合併交渉の席でマーケティング担当役員が自爆死し、多数の死傷者が出た。自爆した役員は覆面の男達に愛する妻子を人質にとられ、交渉の場での自爆を強要されていた。犯人の目的は合併の阻止か、それとも何らかのテロ行為なのか。卑劣な犯行の動機がわからず苛立ちを募らせるも、必死の捜査により徐々に真相に迫るイヴ。しかしその矢先、さらなる悲劇が…。
著者等紹介
ロブ,J.D.[ロブ,J.D.] [Robb,J.D.]
ロマンス小説の人気作家、ノーラ・ロバーツのもう一つのペンネーム。1950年、メリーランド州シルバースプリング生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
家族を愛する夫に爆弾付きベストを着せ、職場で自爆テロをさせるという残虐な手口の犯罪者があらわれ、チーム一丸となって犯人を追い詰めていく、その姿勢が素晴らしい一冊です。最初のころに比べるとイヴがチームワークを発揮できるようになり、そんなところにもじ~ん。とにかく同情の余地のない犯罪者ですが、戦争が生む犯罪者が社会的問題となっているアメリカなので、リアルでした。2020/06/25
momo
8
最初の事件から犯人に対しての怒りが強くて、そこから物語の世界に入り込み、イッキに読んでしまった。間に入るイブとロークのケンカとか、仲直りの仕方もスゴいなぁ、とか、オスカーのあれこれとか、とにかく大満足でした‼️2021/02/28
サクラ
6
今回も犯人達は救いがたかった…けど、軍にいて過酷な場を経験すると全てが敵という人物ができ上がっていくのだとしたら今の世界に鑑みても怖いなと。犯人側の描写が無かったので捜査していくイブのもどかしさが理解出来る作。それにしてもイブはピーボディを大舞台に送出したり、ベラのお喋りに付き合ったり、ロークの昔馴染を見て見ぬふりをしたりと他社の感じ方を尊重するようになったんだなぁと思えました。最後のオスカーのシーンはナディーンのコメントが素敵。2023/07/14
kokorika
4
家族思い父親たちが、家族を護るため罪もない人々を自爆の道連れにする選択を強いられる。後半犯人の動機が分かり、怒りと虚しさを感じた。イヴをはじめ優秀な女性キャラクターの活躍は今後も楽しみ。犯人との対決でロークピーボディがイヴを支え護るところが良かった。オスカー授賞式をテレビで観るイヴ&ローク、ファミリーのコメントに喜びつつも「やっかいがごとは終わらない」と嘆くイヴ、なだめるロークが面白かった。2020/12/21
まみりい
2
今回もイヴが素敵 犯人をとことん追い詰めててカッコイイ2024/02/14