内容説明
ある事件で過去の記憶にまつわる感情を消去したヴィジョンは、人間性を回復するべく、シンセゾイドの「家族」を造り、ワシントン郊外で“普通”の生活を始めた。ヴィジョンがアベンジャーズの任務に従事する傍ら、娘のヴィヴと息子のヴィンは地元の高校に通い、妻のヴァージニアが家事を取り仕切る。往年の典型的なアメリカ人らしい彼らの生活ぶりは、一家を奇異の目で見つめていた隣人にも受け入れられていくが、因縁の宿敵グリムリーパーの襲撃を機に、歯車は狂い始める。娘を傷つけたグリムリーパーを殺害してしまったヴァージニアはその事実を夫にも秘密にするが、偶然、死体隠蔽現場を目撃された挙句に脅迫され、そのもつれから、ヴィヴの同級生の少年を死なせてしまう。さらに秘密を重ねる結果となったヴァージニアは変調を来し始め、残る3人の頭上にも黒い雲が広がり始める。そして、偶然から一連の事件の真相を知ったヴィジョンは、それでもヴァージニアに理解を示し、家族の生活を守り抜こうとする。そう、今のヴィジョンにとっては家族が全てなのだ。たとえ自らの信念を曲げようとも…。驚愕のストーリー展開と類を見ないテーマ性で読者を翻弄し続ける、21世紀のマーベルコミックス最高傑作、ここに完結。
著者等紹介
キング,トム[キング,トム] [King,Tom]
1968年10月29日、ワシントンD.C.出身。CIAの対テロリスト班に7年間勤務した後、コロンビア大学時代にインターンを勤めたコミック業界に復帰する。DCで『バットマン』『ミスター・ミラクル』等を担当している
ウォルタ,ガブリエル・ヘルナンデス[ウォルタ,ガブリエルヘルナンデス] [Walta,Gabriel Hernandez]
1973年、スペイン出身。長らく母国スペインで絵本作家として活躍したのち、マーベルコミックスの編集者C.B.セブルスキーに見出され、コミックアーティストに転身。マーベルをメインに活躍、『X‐MEN』『アストニッシングX‐MEN』といった人気シリーズなどを手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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