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内容説明
由緒あるヴァンパイア一族、クレアモント家のひとりマーカスと永遠の愛を誓い、彼とともに生きていくことを決意したフィービ。人間としての人生を捨て、クレアモントの一員として生まれ変わった彼女は、無限の時を手に入れた。だが、ヴァンパイアの鋭すぎる感覚と抑えきれない血への渇望に戸惑いはじめ…。ベストセラー『魔女の血族』のその後を描いた続編!
著者等紹介
ハークネス,デボラ[ハークネス,デボラ] [Harkness,Deborah]
南カリフォルニア大学で現役教授をつとめる歴史学者。16~18世紀のヨーロッパにおける魔法と科学の歴史を専門とし、ケンブリッジ大学から学術書も出版している。フィクション作家としてのデビュー作『魔女の目覚め』(ヴィレッジブックス)は発売前から注目を集め、世界38カ国で出版された。2018年には同作がTVドラマ化され大きな話題となり、シーズン2とシーズン3の製作も決定している(日本未配信)。現在は、勤務先のある南カリフォルニア在住
中西和美[ナカニシカズミ]
横浜市生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
来た!続編来ました!息子マーカスと、彼と生きるために吸血鬼になることを決意するフィービがメインの軸ですが、さすが歴女(ほんまもんの教授ですからねえ)、様々な歴史事実を織り込みながら独特のスタイルで「ロマンス」を描いています。今回はファミリーがポンポン出てくるのも楽しい。双子の片割れの超意外なペットに大笑い。2019/10/03
Yoko
12
またダイアナとマシュー、そしてイザボーやギャロウグラスに会えるなんて思ってなかった、幸せ。そして双子ちゃんたちにも。今回はマーカスの生い立ちを軸に、バンパイアたちが見守ってきた世界で巻き起こる自由と平等を求める闘い、歴史をがっつり描く。歴史学者として、作家としての併せ技、こんなに素晴らしいお仕事ってあるんだと感服です。2020/01/12
Hugo Grove
10
読了2019/11/15
dama
6
前三部作からフィービの言動を読んでると、マシューがダイアナを「ほぼ永久保存」しようとしない訳がわかる…と思っていたので、そのフィービがヒロインなら、彼女とマーカスの絶望から新たに紡がれるラブストーリー?になるのかと思いきや、"わたし"はダイアナのまま。取り敢えず上巻は、飽食の時代に恵まれた環境で育ってきたフィービが自らを「博物館おくり」にするパートより、マーカスの「来歴」とダイアナ&マシューと双子の日常の方がキラキラしていました。それも作者さんの狙いかな?意地悪お兄ちゃんと消えたゲール人の行方も気になる。2019/09/19
buchi
5
マーカスの結婚、マシューとダイアナの子育て、独立戦争。なぜか読むのにとても時間かかり、登場人物がだんだんあやふやに…。魔法使いヴァンパイアハーフの双子育児恐怖すぎる。下巻へ。2021/05/10