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内容説明
2061年2月のある晩、慈善パーティーから帰宅中だったイヴとロークは、全裸で路上をさまよう血まみれの女性を保護する。ショック状態の彼女は自宅で夫とともに悪魔に襲われたと訴えた。イヴたちがその邸へ向かうと、室内は荒され、彼女の夫は死体で発見される。捜査の過程で、犯人は様々な怪物に扮装し、窃盗や暴行を繰り返していることが判明するが、その犯行は凶悪化の一途をたどっていく…。
著者等紹介
ロブ,J.D.[ロブ,J.D.] [Robb,J.D.]
ロマンス小説の人気作家、ノーラ・ロバーツのもう一つのペンネーム。J、Dは息子たちジェイソン、ダンの頭文字で、ロブはロバーツの短縮形。1950年、メリーランド州シルバースプリング生まれ
小林浩子[コバヤシヒロコ]
英米文学翻訳家。おもな訳書に、ロブ『歪んだ絆の刻印』『紅血の逃避行』『堕天使たちの聖域』をはじめとする‘イヴ&ローク’シリーズ(すべてヴィレッジブックス)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まいごん
23
シリーズ45作目。627ページと今回もぶ厚かったが、毎度安定の読み易さ&テンポの良さでサラッと読めた。パトリシアコーンウェルの検死官シリーズがつまらなくなった今、代わりに楽しめる本シリーズが有難い。私が出会ったのは昨年の為、未読が40作もあるので読破するまでがとても楽しみ。ヴィレッジブックスの文庫は、コーンウェル作品(講談社文庫)のように無理矢理本文の平仮名を増やして上下巻に分けず、きちんと漢字表記な上、ぶ厚くても1冊に纏めて発行してくれるので読み易く、好感が持てます。2019/06/18
ベルるるる
22
600ページ以上ある厚い本。そしてイブは犯人を突き止める。あ~これで事件は解決したんだと、読者側は思っている。ロークでさえ思っている。でも、最後の最後になって、残りたったの18ページってところで、もうひとつの真実が明らかになる・・・。こういうところが、ロブ(ノーラ・ロバーツ)は、本当にうまいな~と思う。2018/09/03
☆kubo
14
今回ストーリーとしては地味目ですが、捜査を進める過程がじっくり描かれています。それが余計にイヴを苦しめる過去と重ね合わされて、いつになく動揺してます。イヴの泣くシーンってあんまりないですよね??オルゴールも加えてジーンときました。犯人は見当がつきましたが、ラストの真相にはちょっとびっくりしました。よくわかったなあ、さすがイヴ。2019/07/17
彬
9
ついにこのシリーズも電子書籍で読めるようになりました!2018/07/29
じょじょ
6
最低最悪の犯人だったけど 今回の事件はイヴにとって大切な人や 自分を大切に宝物のように扱ってくれる人がいると言う事 自分にはその価値があると思い出すきっかけになったんだと思う。より絆が深まっていく様が泣けてくる。2021/12/17
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