内容説明
変身後もブルース・バナーの知性を手に入れたハルク。その無双の怪力は人類に恩恵をもたらすはずだった。しかし、ガンマ爆弾の爆発が引き金となったハルクの暴走で、改めてその危険性を痛感した秘密結社イルミナティは、人類全体の利益のためにハルクの地球外追放を決定する。国際テロ組織ハイドラの宇宙兵器の始末を任されたハルクは宇宙に出たが、それはイルミナティの罠だった。彼らはハルクの乗ったシャトルを急発進させ、知的生物のいない平和な星へとその進路を取った。こうしてハルクの脅威は永遠に去った…はずだった。航法装置に異常が発生するまでは…。故郷を追放され、弱肉強食の惑星サカーに流れ着いたハルクの闘争と抵抗の日々が今、明らかになる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杉浦印字
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人外キャラでむしろ濃い人間ドラマを描くのは『猿の惑星』的あちらの得意技か。ハルクが好きに暴れて許されるシチュエーションの痛快、(従来作から逸脱させすぎない目的もあろうが)過去のストーリーからの引用も楽しい。キャラの見た目や性格的に整理しきれない読みづらさはあった。2017/11/10
fap
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緑の巨人、異星を歩く。 輝いています。 腕っぷしも強いし漢前です。セリフの端々から知性がにじみ出ています。 本来の人格が小悪党に見えてきました。 しかし本質たる破壊者は我が道を行きます。 2019/05/11