内容説明
過去の軋轢を超え、大同団結を果たしたスーパービラン達は、悪の天才レックス・ルーサーに率いられ、巧妙な作戦でヒーロー達を圧倒する。肉体的にも精神的にも、かつてないダメージを負ったヒーロー達に再起のチャンスはあるのか?ヒーロー達が血と汗で紡いできたジャスティスの絆が今こそ試される。彼らが敗北すれば、正義は地に落ちるのだ。全人類の命運と共に…。アレックス・ロスの話題作、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jigsaw
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下巻の表紙は上巻と対になっていて、ヒーローの鏡写しみたいなヴィランチームが出てくるのかなあ?とおもったらまさかの展開でテンション上がった。そして終盤の大勝負はしっちゃかめっちゃかで1回読んだだけだと分からんところも多かったけど、とりあえずランタン勢(あとザターナ)が強すぎてもっと早く助けに来てくれよ!!とおもったり。ラストのブルースとクラークの述懐はグッとくるものがあった。2017/12/30
サテヒデオ@ダイナミックひとり
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ヒーローとは、未来への希望の架け橋だ。希望そのものではない。希望は市井の人々から生まれる。ヒーローは自らを犠牲にしてでもそれを託す。希望を明日へと繋げる。主役は人類だ。ヒーローは、いっときのスポットライトを浴びる狂言回しにすぎない。そして彼らはそのことを自覚している。そこがヴィランとの違いだ。2016/12/30
Shinji
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壮大なストーリーであり、かつ先の展開が読みにくく面白かった。アレックスロスの絵は大変綺麗であり特に光の表現には感動する。Vol2の付録ページにある各キャラクター解説はあまりメジャーでないキャラも載っており勉強になった。2022/04/06
fap
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誘導されてはいるものの、双方とも人類を救うために行動していたのか。 危機に陥ったギリギリのところで駆けつけるヒーローたちという図は、わかっていても燃える。 なお、日本人としてはどうにもコマ運びに不満が残るが、これはもうアメコミの常として許容せねばならないだろう。 2019/08/04
杉浦印字
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アートに慣れてきた頃、今度はシナリオに驚嘆。ロスのお家芸、ちょっとやりすぎ感もある新スーツが実は作戦上意味を持っていたのは敵同様驚かされてしまった。「ヒーローの怠慢」問題が実際は「人類の怠慢」であるという指摘も、言い訳を超えて美しい。2018/07/29