- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 海外文学
- > villagebooks
内容説明
皇帝の指示により、モフ・ターキンは暗黒卿ダース・ベイダーとともにアウター・リムの惑星マーカナへ向かい、補給基地の襲撃に始まった不可解な妨害行為の調査を行うことになった。だが、何者かがしかけた巧妙な罠にはまり、自艦“キャリオン・スパイク”を強奪されるという不測の事態に襲われる。ターキンに挑む強奪犯の目的は、そしてその正体とは―?
著者等紹介
ルシーノ,ジェームズ[ルシーノ,ジェームズ] [Luceno,James]
精神医療助手、スタジオ・ミュージシャン、アドベンチャー旅行調査員、大工として生計を立てていたが、1980年代から大衆小説を書き続け、ニューヨーク・タイムズでベストセラーにランクインした数多くの『スター・ウォーズ』シリーズ小説を執筆。現在はメリーランド州アナポリスで妻と末の子とともに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
future4227
42
ターキン専用の最新テクノロジーを駆使した戦艦を強奪した反帝国グループ。悪のツートップとも言えるターキンとベイダーがタッグを組んで、謎の強奪グループを追跡、船の奪還を狙う。ターキンとベイダーが意外にもいいコンビ。お互いにリスペクトしてる感じが伝わってくる。一方、船の強奪犯もなかなか頭がいい。何度も追跡の裏をかいてくる。読者としては強奪犯を応援するべきなのだろうが、これを読む限り、どうしてもターキンを応援してしまう。最後のマニアックな解説もいいね。2021/03/01
のがわ
8
上巻は銀河帝国の秩序に挑戦する謎の敵を示唆しつつもターキンの少年時代や惑星コルサントでの皇帝とのやりとりに紙幅を割き、もどかしい思いもしたが、下巻冒頭で早くも〈キャリオン・スパイク〉を奪った反体制派の正体が明らかになり物語も加速する。ターキンはその距離を測り難いベイダーとコンビを組み奪われた船を追跡するのだが、犯罪組織から接収した船に乗り込み操縦する様子はまるでハン・ソロ船長とチュー・バッカを思わせる。実行犯の正体と隠された動機に迫る過程はミステリ仕立てなのも退屈しない。2015/07/07
Y
1
上下巻共に読みました。今までターキンというキャラをあまり知らず、注目した事がなかったのですがこの作品で深く理解する事ができました。彼の厳格な性格を作り上げた少年時代が、愛機を盗んだ者達を追っていくと共に明かされていき、一気に惹かれていきました。さらにこの作品は、ターキンが主人公という事で帝国側に焦点が当たり、その背景や強奪グループから見たターキンや帝国観を通して帝国の存在がどれだけ恐ろしいものか改めて実感できました。予想していたより面白くて満足です!2015/12/02
Caivs Marivs
0
一介のモフ(と言っても帝国に20人しかいない)である彼は、如何にしてグランドモフとなりしか。彼を読み解くことは、銀河帝国のもう一つの顔(一つは当然シス帝国の流れを汲む)を理解する事である。つまり、忘れられた銀河辺境の上げた声が、豊かさと自由に打ち勝ち、暴力と強さを人々に支持させたかの時代の人々の総意としての銀河帝国と言う顔だ。。戦争の恐怖、死の恐怖が、彼の強さと超兵器を肯定する。ヨーダの言うとおり、恐怖は暗黒面に通じる。ターキンは確かにシスに見出されたが、それは時代が求めたからでもあるのだ。2015/07/12
darkfatnov
0
ターキンは、ベイダーが対等に信頼する数少ない人物なので、他のスピンオフではなかなか観れないベイダーの姿を観れて面白かったです。 けどターキンを主役にしてもなお帝国はクソ笑。2025/01/22
-
- 和書
- みじかい髪も長い髪も炎