内容説明
そこは無慈悲なる機械生命体ウルトロンの支配する世界。世界は異様な機械に覆われ、人々は常に死の影に怯えて暮らしていた。ウルトロンの侵攻を辛うじて生き延びたヒーロー達は、地下に潜り細々と抵抗運動を続けるのみだった。歴史はどこで狂ってしまったのか…。暗黒の歴史を正すべく、ヒーロー達はついに立ち上がる。ウルトロンの誕生を阻止するために!映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の原案となった話題作、ついにクライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
24
「ウルトロンを倒すために皆で未来に乗り込んだら、スーとウルヴァリンがいなくなってたけどとりあえず殴り込んでみる!」と「ウルトロン倒すために未来に行こうとしたけど過去に戻って開発者倒したほうが余裕じゃね?と思って俺とアイツで決行してみたらとんでもない未来になってしまいました」という感じ(なろう的なタイトルっぽいけどほんとあらすじこんな感じ)で後者がメインの話となる。やや駆け足で大味だったかな。マーベル的には時空連続体の崩壊とその影響、その一つとしてアンジェラ出現、これがしたかったんだろうなぁ。2022/06/06
神太郎
21
ウルトロンを倒すために未来と過去へ飛んだヒーロー達。過去に飛ぶと言っても直接の過去ではないのがややこしい。何ならこの話自体616の正史世界から微妙にズレた世界線らしく、最終話のみ正史世界が舞台だったとのこと(別アースのヒーロー達が頑張った結果が正史に反映されたみたい)。ウルトロンが生まれなければむしろ魔術勢が世界を崩壊に落とし込もうとしてるなんて本当にちょっとの出来事が後に大きな影響を与えるバタフライ・エフェクトを端的にあらわしているんだねぇ…。2023/04/23
すけきよ
15
映画と同じなのはタイトルだけ。タイムトラベルによって過去を変えたために、狂った歴史を辿ってしまった世界がもう楽しい、って、既視感あるな……『フラッシュ・ポイント』か! MARVELとFOXが協力出来ていたら、原作のスジで映画化出来たかもなぁ、と思うと残念。2016/04/11
サテヒデオ@ダイナミックひとり
3
信念の男。天性の狩人。名無しどころか幾つもの名を持つオプ、ウルヴァリン。彼の歴史改変の旅は、ウルトロンのそれとは異なる悪夢を招来して。本作は、「もしも?」の異景をも楽しめ、ちゃんと“SF”として完結している。また、次の展開に期待できる点も評価に値する。2015/09/12
kasukade
2
ぶっ飛んどるwアメコミってこういうこと普通にやっちゃうからスゲえよなあ。ただ1巻のここからどうなるって感覚から2巻の誰ですかあなたたち?って感覚になっちゃうのが読んでて僕はちょっち萎えました。スタークの姿にゃ驚いたし、世界をやり直したのもわかるけど最後アンジェラがなぜ新しいスパイディとともにいるのかわからないにゃー。まあそれで次回も買って読まきゃわかりませんよーメッチャ面白い展開あるんですよーって感じがいかにもマーベルらしい手法w2015/07/24
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