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内容説明
16世紀エリザベス朝ロンドンへのタイムウォークを経て、幻の写本“アシュモール782”の恐るべき秘密に触れたダイアナとマシュー。現代へ戻り愛する者の非業の死を知らされた二人は、迫り来る戦いのため写本に隠されたクリーチャーの種の起源を読み解くべく、イェール大学のラボに協力を仰いでDNA解析に着手する。そんななかヨーロッパで起きた連続殺人事件の意外な真犯人が明らかになり…。
著者等紹介
ハークネス,デボラ[ハークネス,デボラ] [Harkness,Deborah]
南カリフォルニア大学で現役教授をつとめる歴史学者。16~18世紀のヨーロッパにおける魔法と科学の歴史を専門とし、ケンブリッジ大学やイェール大学から学術書も出版している。小説デビュー作となる『魔女の目覚め』は発売前から大きな注目を集め、世界38か国で出版
中西和美[ナカニシカズミ]
横浜市生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
56
マシューが心配、の一冊。現代に戻った二人。待っていたのはいきなりの哀しみ。が、その分うれしい再会もあり、自分の心も淋しさから嬉しさへ、一気に変わった。このうれしい再会がもたらしたものが…血の逆上、一族、家族の問題へと発展し更に壮大なストーリーになってきた感じ。マシューはこんなに背負って、大丈夫なのか…下巻へ。2017/10/10
みうか
53
原作チャプター23の天秤座までが翻訳版上巻の最後に。前作から間が空いたので次々出てくる人物にこの人誰だっけ状態。相関図求む。まずは前半戦終了。ただの人間クリスが秒で事態を受け入れてテキパキと皆をラボに導いたのは笑った。テキオー灯でも浴びてんの。お気に入りジャックがBlood rageの問題を抱えてるものの再登場してくれて嬉しい。あとやっぱり私の推しはギャロウグラス。遺伝子や写本などメインの謎は下巻に続く。果たしてちゃんとスッキリ解明されるのか!?ベンジャミンの屑は跡形もないくらいに落とし前つけてほしい。2019/12/03
ぽろん
40
遂にあと一冊。思わぬジャックとの再会。ジャックとマシューの今後も気になるし、双子も無事産まれる事が出来るのか、病気の遺伝は、どうなるのか⁈気になる事が目白押しです。どうか、ハッピーエンドになりますように! 2019/08/02
たまきら
19
今回読んでわかったことは、結構単純な内容なんだということ。登場人物の多さと専門用語や造語にまどわされたけど…。脇役がすごくいい。1部ではママン(イザボー)、2部ではフィリップにうっとり。二人の話が読みたいもんだ。3部では今回はジャックがすごくいじらしかった~。2017/01/19
mitsu44
19
3部作5冊目。昨年のハロウィンから読み始め、長い長い時間を掛けている。とても長い話だし、登場人物も出てくる名前も(1人1つではない)多いのでとても大変。 でもやはり面白い。16世紀の旅を終えて現代へ。種族を交えたDNA解析研究は成果を生んだ。 そして、遠い昔に別れた少年は悲劇を生んでいた。人とクリーチャー、ヴァンパイア一族、長く古い掟や歴史に抗い未来を取り戻せるか。2016/10/03