内容説明
１８９８年、モリアーティ教授と悪魔博士の壮絶なる激突により、ロンドンは大きな被害を蒙った。だがしかし、その傷を癒す暇もないままに、さらなる恐怖がその頭上に降りかかろうとしていたのである！『海底二万里』『透明人間』など名作小説の主人公達が『宇宙戦争』の脅威に立ち向かう、鬼才アラン・ムーア渾身のスチームパンク超大作、ここに復活！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wasabi
7
元ネタ云々は(さほど)気にしないタイプなんだけど、こればっかりは事前に『宇宙戦争』読んどいてよかった。文字で読んで頭の中で想像してた光景が絵として目の前に現れる感動。相変わらずの巻末の註の膨大さに頭がクラクラするが、ひょっとしてアラン・ムーアにとっては単純に世界はこのように見えているのではとも思う。あらゆる事象は関連づけられ、創作物という想像界へと繋がっていく。2015/05/17
hikarunoir
6
注釈とノンブルが合わず苦心したものの、単なる読書でもなくコミック体験でもなく、注釈とコマを参照しながら知の総和を問われる、長大かつ全く斬新な体験であった。2018/05/24
蕃茄（バンカ）
2
チャレンジャー教授とドリトル先生が学友とか、フランケンシュタインの怪物が玩具の国で幸せに暮らしているとかオマケの旅行案内記も面白いネタが。先代リーグメンバーの『オーランドー』は読みたい。2017/11/01
IMY
2
復刊2冊目。ついでに帯に「怪人同盟は帰ってくる」と来ました。すばらしい！ 続きが読めるんですね！ ついでにアストロシティの続きもお願いします。2015/05/04
木倉兵馬
1
Ｈ・Ｇ・ウェルズ作『宇宙戦争』の火星人が来襲し、そうそうたる面々を集めた怪人同盟が瓦解するまでを描いたアメコミ。死者を出すバッドエンドでしたが面白く読めました。やはりクロスオーバーものはよい……日本でももっと流行ってほしい、やってほしいのですが、それにはアメコミ式の制作方法が必要ですかね？ あと版権とかが面倒くさいか。ともかく、昔話や童話のキャラクターを集めたクロスオーバー型ライトノベルとか書いてみたくなりました。GA文庫大賞あたりに出せたらいいな。2019/03/08
