内容説明
第二次大戦末期から続いてきた、謎の恐竜事件の真相とは?事件の恐るべき全貌が明らかになった時、全米から集った英雄達は、その背景や思想の違いを乗り越えて一つになる。新たなるフロンティアをこの国にもたらすために。コミック史と実際の歴史を巧みに組み合わせ、アメリカが希望に溢れていた50年代末という時代を舞台に、そのフロンティア・スピリットの凱歌を高らかに謳い上げたダーウィン・クックの代表作、いよいよここに完結。下巻には、クック本人による解説、スケッチブックなど、豊富な資料を掲載。『DC:ニューフロンティア』の全貌がここに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kasukade
5
アメリカの敵はアメリカ自身である。そういった内容のマンガでございました。名作です!間違いなく今年のベストに入るアメコミ翻訳でございますv2015/03/29
F4ふぁんとむ
2
これは傑作。だけどスーパーヒーローはやっぱりアメリカのものなんだなとしみじみ思いました。フィギュア欲しいぞ。2015/06/23
ara_shinya
2
1945〜1960年を舞台に当時のDCコミックスで描かれた事件を実際の歴史と絡めひとつの大河ドラマ的なストーリーとしてまとめあげた大作。コンセプト的には『マーベルズ』等と似ているけど今作はDCコミックの歴史を綴るのではなく、コミックヒーローを使って50年代の決して夢や希望に溢れていただけでは無いアメリカを描いた作品。2015/06/03
一会
2
ゴールデンエイジの終焉とシルバーエイジの勃興を現実のアメリカの歴史とリンクさせた傑作。ただ単に「古き良き時代」と描くのではなくアカ狩りや人種差別などシルバーエイジの影を直視しながら、それでもヒーローという光を真っ向から見つめる姿勢がまぶしく、立場や信念を越えてヒーロー達が団結し強大な敵に立ち向かう姿は胸が熱くなる2015/03/10
junne
1
ここ最近読んだアメコミはことごとくダイアナがかっこいいので、ワンダーウーマンものをもっと読んだほうがいいんだろうか2020/12/28