内容説明
ようこそ、アストロシティへ!ヒーローコミックスに新たな一時代を築いた名作、ここに復活!
著者等紹介
ビュシーク,カート[ビュシーク,カート]
1960年生まれ。ライター。渋い人間ドラマから、派手なクロスオーバーストーリーまで、あらゆるジャンルをこなすオールラウンダーである。1982年にプロデビューした後、しばらくは中堅ライターとして活躍していたが、1994年に盟友のアレックス・ロスと組んで発表した『マーベルズ』で、トップライターの仲間入りを果たした
アンダーソン,ブレント[アンダーソン,ブレント]
1955年生まれ。アメリカンコミックスの伝統を今に伝える実力派アーティスト
ロス,アレックス[ロス,アレックス]
1970年生まれ。カート・ビュシークと組んだ『マーベルズ』で、一夜にしてブレイクを果たした人気アーティスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
16
スーパーヒーローそのものではなく、スーパーヒーローがいる世界を描いたアメコミ。アメコミの新しい可能性を感じさせながらもやっぱりなんつーか、アメリカなんだよなぁ…、というのが感想だけれども、発想自体はすごく好きなので続編が気になる。しかし日本ではジャンプが僕らのヒーローアカデミアを連載してしまっていて、それ読んだ後だとなんとなく既視感を覚えてしまうからジャンプ読者は気をつけろ!2016/12/27
すけきよ
7
旧版持ってるけど、続刊を願って購入。やはり傑作!2014/11/27
hika
4
スーパーヒーローがいる日常でありスーパーヒーロの日常でもある。スーパーヒーローの解体に対する答えとしても、都市の物語としても秀逸2015/12/13
サケ太
3
とても面白かった。Twitterに影響され初めて読んだが、こういう超人が現実に実在したら、実際に生活するとしたらという設定は好き。笑えるほど忙しすぎて夢の中でしか自由に飛べないヒーロー。世界の危機を見てしまった新聞記者の過去。ヒーローの正体を知った小悪党の選択。異様な故郷で暮らし都会で働く女性の未来。侵略者からみたアストロシティの人々。ヒーローの休日。それぞれの視点で超人の暮らす街、アストロシティを描いていく。世界の危機はメインではない。そこで暮らす人々の生活、いや街そのものが主人公だった。2014/11/24
ビッチュウ
2
傑作。名作の復刊。ヒーローの集う街・アストロシティを舞台に、様々な登場人物からみたヒーローのいる街を描く短編集。とにかく面白く、ヒーローの秒単位に忙しい日常から、ヒーローの素顔を目撃してしまったチンピラの苦悩など、街の住人たち(ヒーロー、宇宙人など含む)の物語が新鮮で短編ごとのテーマも非常に魅力的。ヒーローはオリジナルだが元ネタを感じさせ、当時の殺伐としたアメコミヒーロー界に一石を投じようとした意欲がうかがえる。個人的に新聞記者の話で、一瞬だけでてくるオールドソルジャーの場面が格好良くてツボ。2019/01/03