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内容説明
18歳になったばかりのレイクは、最愛の父を亡くしたあと、長く住み慣れた町を離れることになった。あらゆる感情を閉ざしがちだった彼女は、通り向かいに住むウィルという青年と出会う。初めて知る本気の恋に戸惑いながらも、レイクはいつしか彼に心を開くようになっていった。だが想いが通じあったのもつかの間、ふたりのあいだには、決して結ばれてはならない、悲しくも切ない理由があった…。
著者等紹介
フーヴァー,コリーン[フーヴァー,コリーン] [Hoover,Colleen]
トレーラー暮らしで時給9ドルの仕事をしながら母親にプレゼントするために書いた『そして、きみが教えてくれたこと』が、自費出版を経てNYタイムズのベストセラー入り、人気作家の仲間入りを果たした。現在はテキサスに夫と3人の息子と暮らす
鹿田昌美[シカタマサミ]
翻訳家。国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絹恵
44
これが愛しい罪に恋をしたことになるのなら、私たちはなんて罪作りな世界で生きることを選び続けるのだろう。それでいて、立場より想いを優先出来ない自身を縛り続けるのだろう。空を飛ぶことも湖を歩くことも出来なくて、あなたの悲しみを抱きしめることも出来ない。それでも私にはあなたの声が届いたから、言葉が纏う想いを必死で紡いで行く。あなたがいる彼らがいない世界で。なぜなら全ては、あなたを愛している。それだけのために。(一作目/三部作)2015/02/09
菫子
26
魂の宿った傑作!最初は日本の女子高生向けライトノベルみたい~ちょっと照れる~と思いながら読んでいたら、ぐんぐん引き込まれていって、ラストでは感動して泣いてしまいました。瑞々しくてきらきらとした感性と迫力に圧倒されました!レイクもウィルもママもエディも登場人物みんなが生き生きと描かれていて魅力的で『ポエトリースラム』という文化も素敵。若い感性にこの歳でも共感できたことに驚きましたが、10代~20代の頃に読めたらもっと良かったな~。ロマンスや青春小説というカテゴリを超越した傑作!(原題 Slammed)2019/11/19
星落秋風五丈原
22
近所にいた若くてハンサムな男性ウィルに恋をした女子高生レイク。しかしそのウィルは彼女の教師でレイクの卒業にはあと半年。「きゃー禁断の恋?萌え」とドラマにもありがちな設定ながら恋愛の過程はいたってまじめ。原題はSlammedでウィルがすすめているポエトリースラムから来ている。韻を踏んだきちっとしたパターンではなく朗読ありきで思ったことを口にする独白にちかい詩は何だか新鮮。あれこれ考えなくてもストレートに感情を表現することの出来る詩に身近な感じを受ける。2015/10/12
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
18
これは泣けたわ〜༎ຶ‿༎ຶ ヒーロー&ヒロインが若かったので、母親目線で読んでたわ。ロマ本と言っていいのかわからないくらい母子シーンが際立ってた。2023/02/19
Мааサン
5
父親を亡くし… 母と弟とくらし、引っ越すことに、心にぽっかり。 そんな中、引っ越し先で出会った青年と恋に落ちる。 青年との恋 家族との絆 友達との友情 ドキドキしながら 胸に締め付けられる小説。2014/10/12