内容説明
人斬り、剣客、幕閣、維新志士、策謀まみれの歴史の真実を明かす。歴史が分かる、映画が分かる、漫画が分かる、真実が分かる、新時代を切り開いた男たちの驚愕の裏歴史を解く一冊。
目次
明治11年―『るろうに剣心』の世界観(武士たちの受難;不平士族たちの暴発 ほか)
第1章 明治―大久保利通と士族反乱(運命を分けた岩倉使節団;青写真なき維新後の世界 ほか)
第2章 幕末―人斬り抜刀斎のいた時代(徳川幕府が滅んだのはなぜか?;致命的だった税制の不備 ほか)
第3章 維新―策謀のなかの英雄たち(徳川慶喜;小栗上野介 ほか)
剣客たちのその後(西南戦争が変えた剣術の命運;幕末三大道場のその後 ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒。著作活動をしながら大学・企業の講師をつとめる。テレビ・ラジオ番組の監修、出演も多数。日本ペンクラブ会員。日本推理作家協会会員
鈴木長月[スズキチョウゲツ]
1979年、大阪府生まれ。関西学院大学文学部卒。都内出版社にて実話誌の編集に携わり、フリーランスとして独立。現在もライター、編集者としてジャンルを問わず、精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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東雲
9
友達からの借り物。映画「るろうに剣心」三部作を見た後に借りて、積んでいたもののようやく読了。るろうに剣心に出てくる登場人物、またモデルになった歴史上の人物、出来事について簡単にまとめられた本。幕末から明治にかけての状勢がよく分かる。原作も途中までしか読めてないし、改めて全部読もうと思った。日本史も苦手だけど興味が湧いたので、こういった本にしては中々良かったかなと。2017/03/01
田中峰和
2
第三章「策謀のなかの英雄たち」では個々の人物評が面白い。土方歳三は同性愛者だったなど面白いネタを紹介するが、具体的な情報がないのが残念。局中法度など厳格すぎる秩序は、破れば即、切腹で有名だが、実際は、新入隊員は1カ月もしないうちに半数近くが離脱するありさま。偏狭な心根に起因するヒステリー的な性格と自己愛の権化と、土方のヒーロー像を完全否定する。それに比べ、斎藤一に関してはべた褒め。松平容保からの信頼も厚く、維新後も親交を持ったらしい。岡田以蔵については、実はインテリだったなど、教科書にない情報満載。2014/10/13
入江大和
2
すっごくミーハー(死語?)的興味で読んだのですが、やっぱり幕末はよく分かりません。色々な思想、立場が絡み合い、大局的見地に立っている者、たまたまその流れに乗ってしまった者で混沌としていたんだなあと。分かったのは、その時代に生きていなくて良かった…ってことです。今よりずっと命が安すぎ。2014/10/04
麻友
1
図書館で借りて読了。普通の歴史本。ところどころ取って付けたように「剣心は~」とか「相楽左之助は~」みたいな記述はあるが、別になくてもいい。再読はないなぁ・・・2015/07/19
大上優衣
1
学術書ではかなり読みやすいです。ただ幕末•明治維新の勢力と関係を高校の日本史の範囲でいいので把握しておいたほうがなお読みやすくなると思います。著作者の方もるろうに剣心がお好きなようで、るろうに剣心で幕末•明治維新に興味を持った方なら是非一読しておいても良いと思います。2014/10/02
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