ヴィレッジブックス
骨と翅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 551p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784864911153
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

英国の法人類学者デイヴィッド・ハンターはかつて学んだテネシーの「死体農場」に出張中、おぞましい殺人事件に巻き込まれる。蛆に覆われ、性別判定が困難なほど損壊した他殺体は、高温の室内で強烈な腐敗臭を放っていた。やがて第二、第三の死体が見つかるが、指紋をはじめ物証がことごとく事実と合致しない。死者をいたぶり、科学捜査の死角をつく犯人の正体とは?絶賛シリーズ第3弾!衝撃の法科学ミステリー!

著者等紹介

ベケット,サイモン[ベケット,サイモン] [Beckett,Simon]
1968年、英国シェフィールド生まれ。大学卒業後ジャーナリストとなり、タイムズ紙、デイリー・テレグラフ紙などに寄稿。2006年取材で訪れたテネシーの「死体農場」での衝撃的な体験をもとに描いたミステリー・デビュー作『法人類学者デイヴィッド・ハンター』は英国推理作家協会の最優秀長編賞(ダガー賞)にノミネートされた

坂本あおい[サカモトアオイ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

67
シリーズの3冊目。1も2もドキドキしてぐったり疲れてしまったので、今度は何が来ても驚かないぞと構えて読みました。それでも、よくまあこんなことを考えつくものだとあきれるほどのおぞましさ。死体農場と呼ばれる人類学実験場の研究の様子も、これを仕事として受け入れるのはかなりの使命感が必要だと思うほどの過酷さでした。気持ちが沈みがちな仕事なのに、主人公には安らぐ場所がない…。幸せな私生活より今の状態の方がおもしろいのかもと、読者は勝手なものです。2017/07/05

papako

62
法人類学シリーズ3巻。2巻の終わりに刺されたデイビッドは、仕事のリハビリを兼ねてテネシーの死体農場に研究出張している。そこで恩師のトムと共に、理屈に合わない死体に出くわす。イギリス人でありながらアメリカの事件に巻き込まれ、仕事への執着を取り戻していく、天邪鬼なデイビッド。事件の渦中にいながら、何も出来ない上に、恩師が死亡する。そして友人の妊婦が被害者に!昆虫から犯人の居場所にたどり着く。容疑者があがっても、最後の最後まで油断出来ないのがこのシリーズ。それでも今回はマシでした。次も翻訳されることを期待して!2017/01/23

ナミのママ

51
法人類学者デイヴィッド・ハンターシリーズ3作目。1作目から死体に蛆というインパクトあるシリーズだが今作も凄まじかった。単なるホラーでなく科学に裏付けされた捜査の一部なのが重い。過去2冊で主人公のプライベートも書かれているが3作目ではその傷を残したままイギリスを飛び出しアメリカが舞台となる。「死体農場」に研究出張したハンターは事件に巻き込まれる。国籍の違いからすんなりと受け入れられないジレンマ。悲しい別れ。事件の大きさからしてこれが和訳最後なのはまとまりが良いのかもしれない。2021/06/15

22
面白かったぁ♪このシリーズは、最後のどんでん返しがスゴイ。あとがきの二作出ないの??読みたいです。ハンターさんは、赤堀センセとも分野が違ったことに遅すぎながら気が付きました^^;2017/02/25

siva

18
デイヴィッド・ハンター第三弾。このシリーズ好きです。普段のサスペンスだと脇役になる法人類学者が主人公なのでちょっと違う目線で読み進められる。毎回始まりからかなりきついので映像化しながら読む人にはつらそうです。舞台をアメリカに移して、イギリスの暗い寒々しい湿気から南部の蒸し暑いねっとりまつわりつく湿気に。(どっちにしても湿気てる)アメリカ人とイギリス人の確執はなかなか厳しいな。縄張り意識も。ハンターに幸せが訪れてほしい。もうちょっと人気出てもいいシリーズ。2015/01/31

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