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内容説明
１１世紀イングランド。“狼”と恐れられるウェクストンの領主ダンカンは、敵の城館に囚われていた。彼を助けたのは吸い込まれそうな空色の瞳をもつ美貌の令嬢マデリン。彼女は今晩、自分も残虐な兄の城から逃げだすつもりでいた…。ダンカンは、宿敵の妹であるマデリンの勇敢さと美しさにたちまち心を奪われる。だが、彼には自らを囮にしてまでも、この天使のような娘をさらわなければならない理由があった―。
著者等紹介
ガーウッド，ジュリー［ガーウッド，ジュリー］ ［Ｇａｒｗｏｏｄ，Ｊｕｌｉｅ］
ミズーリ州カンザスシティ生まれ。１９８５年のデビュー以来、数々のヒストリカル・ロマンスやロマンティック・サスペンスを発表。その多くを『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストに送りこみ、人気作家として不動の地位を誇っている
細田利江子［ホソダリエコ］
英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イヴ＠乗馬に夢中
19
読んで良かった。長編だけど一気読みできます！今回はまさに雌狼×雄狼みたいなww物語の冒頭からすぐに出会って一気に加速するので、いつで会うのか待たなくて良い。ジュリーさんのコンテは出会いまで待つパターンが多かったから。ヒロイン、マデリンが実に良い子。頑張りやさんで、みんなに好かれる人物。動物、弱いものに優しい。そのヒロインに振り回されるヒーローダンカン、巨人です。笑いあり胸キュンあり。悪役はっきり。ラストはお楽しみあり。2018/08/24
mao
19
★★★★.5 最初の出会いから一気に引き込まれ、おもしくて、おもしくて、後半ちょっと失速したけど一気読みでした。2017/08/30
ネフェルティア
13
大好きなジュリーガーウッドなので、読むのがもったいなくてとっておいたけど、我慢出来なくて読んでしまった。やっぱりガーウッドは期待を絶対に裏切らない。冒頭からこんなに面白いのに初期の作品なの？！と訳者さんの後書きを読んでビックリした。確かにハイランダーものに比べてハラハラ感はいつもより少なめだけど、十分楽しんで読めた。傲慢で頑固なダンカンも美女で正直なマデリンも、二人とも全く嫌味なく魅力ある人物に描かれていて、二人の甘々生活も楽しかった。次作発売は来年だなんて、待ちきれない！どんどん出して欲しいと切実に思う2014/01/26
rokoroko
12
この作家さん、あまり好きではなかったのに、この本は楽しめた！ヒロインが言いたいことを言い、やりたいことをする。天然自然の愛すべき人。重要な役割の国王の性格がわからなかったけどそれは次回でいいや～まさかスピンオフないよね。2014/11/04
サラン
11
★4.5 読友さんレビューで気になり図書館貸出。中世物。復讐の為敵対する領主の妹を攫ったヒーロー。筋骨隆々、名誉を重んじ笑った事などなさそうな気難しいヒーローが美しいヒロインに振り回されるのがすごく良かったぁ。最初から最後までヒロインの尻に敷かれてたな。ヒロインが私の狼って呼ぶのも良い〜ヒロイン、慎ましく？優しく正直で大胆で純粋、頑固だけど臆病で‥そういう矛盾した魅力が人を惹きつけるんだろうな。ヒーローの兄弟全員に愛されて羨ましい！他の作品も読んでみたい。2020/08/10
