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内容説明
ニューオーリンズに甚大な被害をもたらしたハリケーン・カトリーナ。あの日、愛する夫も幸せも、ミラはすべて失った―。6年後、彼女が修復を手がけるマグダラのマリアのステンドグラスが追悼番組で紹介されることになった。その取材当日、知人の神父が教会で殺されているのが発見される。そして、ミラが以前修復した壁一面のステンドグラスには謎めいた言葉や記号がスプレーで書き殴られていた。一体誰が?そんな折、ずっと音信不通だった夫の親友コナーが突然ミラを訪ねてくる。再会の喜びもつかの間、彼女と関わりのある者がまた殺され、疑惑の目は次第にミラ自身に向けられていく…。
著者等紹介
スピンドラー,エリカ[スピンドラー,エリカ][Spindler,Erica]
イリノイ州ロックフォード出身。大学で美術の修士号を取得するも、作家の道へ転身する。全米ロマンス作家協会(RWA)の名誉会員。ルイジアナ州ニューオーリンズ郊外在住
酒寄晴子[サカヨリハルコ]
慶應義塾大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みるて
1
図書館の本 読了2020/07/23
MOMO
1
コナー君がミラちゃんを体はって守るお話かと思いきや・・・あれぇ・・?まぁ面白かったからいいけどさ。それにしても相変わらず<一見普通に見えるけれど、壊れきった人たち>を描くのが得意な作者の本領発揮といった感じでした。自分の周りで何が起きているのか、誰を信じていいのかわからずに戸惑うヒロインに、そのヒロインを被疑者と捕らえている警察。友情が失われた原因に暴かれた不実。そして破壊と修復。これは信仰と妄想が引き起こした連続殺人事件のお話ですが、その一方で大災害から6年後、傷を負いながらも、立ち直り再興していく物語2013/03/09