内容説明
原子力を用いて、重装甲や高速化など驚異的な進歩を遂げた戦艦大和。帝国海軍はその技術を活かし、同型艦である戦艦武蔵を竣工させる。さらに零戦改の開発や電探の実戦装備、対空兵器を強化し、バリ島攻略のため武蔵を中心とした異色の艦隊を出撃させる。これに対し、日本側に空母無しと判断したABDA艦隊指揮官ドールマン少将は、勝利を確信し攻撃隊を出すが、そこに待ち受けていたのは、帝国海軍の秘密兵器であった。確実に覇権を広げつつある日本は、さらなる攻撃目標をニューカレドニア島ヌーメアと定め、米豪遮断作戦を遂行すべく戦艦大和と戦艦武蔵の新鋭原子力戦艦部隊を派遣するのであったが…。
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年、北海道生まれ。ナイキミサイル基地訴訟で揺れ、千歳基地が隣接するという環境で育ったため、幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー。確かな歴史観に裏打ちされた作品で人気を集める。宇宙作家クラブおよび日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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