内容説明
台湾有事は日本有事。紅旗の攻撃型原潜が跳梁し、空母キラーの弾道ミサイルが牙を剥く。台湾上空での空戦、台湾東方での海戦と、中国軍と米台軍との戦いが激化する一方で、陸海空自衛隊も奔走し、東シナ海での制空権争い、台湾近海での対潜水艦戦、日本の沿岸すらも機雷戦の戦場と化す!日米はクアッドをはじめとして、各国に対中対抗手段の強化を働きかけ、多国籍軍を編成して対中反攻をはかる。シー・レーン防衛、与那国島奪回作戦と、多岐にわたる戦場で、男と女、それぞれの思いが交錯する。生還を誓う男女、上司への憧れ、不安、疑問、苛立ち。戦争は必要悪なのか?戦友の死に、男の叫びが虚空へと消えていく。
著者等紹介
遙士伸[ハルカシノブ]
仙台市生まれ。東北大学卒業。リアリティーのなかにも意外性と起伏を盛り込んだ劇的なストーリーの作風を心がける。個性豊かなキャラクターの対立や絆を描きつつ、歴史の興味深さも伝えたいと願う。人間ドラマを主にしたジャンルのブレイク・スルー作品を狙う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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