内容説明
令和も十年以上が過ぎたころ、世界は大きく変貌していた。アメリカの財政難と米中緊張緩和は在日米軍の段階的縮小を招き、ついに日米同盟は解消された。日本は新たな国家像を模索していくなか、東アジアが激震する。台湾でクーデターが勃発し、その首謀者が引き込む格好で、新たに樹立された中華連邦なる組織に、中国軍の精鋭が組み込まれた。中華連邦は自らの地位確立と安定確保を目的として、日本やフィリピンへ触手を伸ばす。世界のパワー・バランスが崩れ、東アジアに戦火があがる。日本は、空母型護衛艦八隻、イージス護衛艦八隻から成る令和の八八艦隊を発足し、この危機に立ち向かうのだが…。
著者等紹介
遙士伸[ハルカシノブ]
1969年、仙台市生まれ。東北大学卒業。大戦から近未来まで、リアリティーのなかにも意外性と起伏を盛り込んだ劇的なストーリーの作風を心がける。個性豊かなキャラクターの対立や絆を描きつつ、史実の興味深さも伝えたいと願う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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