内容説明
逃れられないストレス環境にいる人へ。折れてもすぐ回復する力を身につける法！米ペンシルベニア大学で学び、日本にその概念や手法を導入した第一人者が、「本物のトレーニング法」を本邦初公開！
目次
はじめに―「ごめんなさい」
第１部 時代の要請としてのレジリエンス（レジリエンス物語の主人公たち；改めて、レジリエンスとは何か？；一二二個もあるレジリエンスの定義；レジリエンスと個人差；もう一つのレジリエンス研究；包括的用語としてのレジリエンス；レジリエンスとレジリエンシー；レジリエンスについて解明されていないこと；なぜ今、レジリエンスか？；テクノロジーの進歩とレジリエンス）
第２部 世界最強・レジリエンスを高める六つのコンピテンシーと七つのスキル（「ポジティブ・シンキング」の呪縛；「ネガティブ感情持つべからず」の危険性；六つのレジリエンス・コンピテンシー；七つのレジリエンス・スキル）
あとがき―「上手にもがく人」が、うまくいく
著者等紹介
宇野カオリ［ウノカオリ］
ポジティブ心理学創始の地、米ペンシルベニア大学で学び、本邦で実務家の育成に携わる。ポジティブ心理学の主要著書の翻訳多数。米国留学中、世界最大規模のレジリエンス・トレーニングに従事し、日本にその概念や手法を導入した。日本ポジティブ心理学協会（ＪＰＰＡ）代表理事。筑波大学人間系研究員。跡見学園女子大学助教。ペンシルベニア大学大学院応用ポジティブ心理学修士課程修了。兵庫県芦屋市出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまご
7
うつ病改善のために読んだ本の中に「レジリエンス」というワードが出てきたため関連版として手に取った。「意識を変えていこう！」というような抽象論ではなく、ネガティブな出来事が発生した際にどういう順で物事を考えるべきかが具体的に記されており、各章に実践形式のワークも掲載されていてとても有益な本だった。内容としては認知行動療法を少し広げて解釈したような考え方で現在健康なビジネスマンなどでも参考になると思う。「ポジティブ心理学」という分野は初耳だったので著者が師と仰いでいる方々の本もチェックしてみようと思った。2024/12/11
ぺこの富士
0
レジリエンスを高める６つのコンピテンシーと７つのスキルは現代社会人に必要かつ有意義な知見。2024/12/09
つんどく
0
今までに読んだレジリエンス、ポジティブ心理学の本の中では最高かつ実践的な本だった。ストレスや悪い出来事に対して自らのレジリエンスコンピテンシー(思考のクセのようなもの)を自らが認識し改め、スキルを磨くことでレジリエンスを高めることができる。例えば私は「マイナス思考」に悩んでいるが、それ一つとっても「ABCモデル」「思考のワナ」「氷山思考」「脳の色眼鏡」など、状況、出来事によってマイナス思考に陥る原因は多々あり、一つ一つに対処することによってはじめてマイナス思考は解消に向かう。非常に勉強になる本だった。2021/05/16
