内容説明
1942年2月、ドイツ太平洋軍団との真珠湾奇襲作戦を成功させた日本は、次なる共同作戦に乗り出す。それは空母を活用した「動く島」作戦だった。日独同盟軍はジャワ島の東に広がるフロレス海でABDA艦隊(米英蘭豪の連合艦隊)と連携する米機動部隊を撃破し、太平洋の島々を次々と攻略していく。日独の進攻に危機感を募らせるアメリカは、イギリスとの連合強化を模索。ドイツとの覇権争いの最中にあるイギリスは、太平洋のアメリカ軍を支援すべく空母2隻を擁する機動部隊を急派させる。この動きをいち早く察知した山本五十六司令長官は、ドイツ太平洋軍団の強力な支援を得てイギリス軍機動部隊を見事粉砕、要衝シンガポールはついに陥落するのであった。
著者等紹介
齋藤穣[サイトウミノル]
1961年生まれ。大学卒業後、機械や電機といった大手メーカー畑を歩む。アジア、中東、欧米などを歴訪した経験から各国の政治や歴史に造詣が深く、外交や軍事を司る戦略や組織の描写を得意とする。現在は地政学や軍事史の研究に従事しながら執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。