内容説明
「陸攻を空母で運用できれば最強ですね」―軍令部・樋端久利雄少佐の、この進言を聞いた海軍次官・山本五十六は唸った。この案なら、陸上攻撃機用巨大空母=「戦略空母」でアウトレンジ攻撃を実施し、ハワイを占領した上で、米本土への爆撃も可能になる。山本は即座に大艦巨砲主義者ばかりだった軍令部の人事を一新。戦略空母「魁鳳」を要とする機動部隊編制に着手した。開戦劈頭、帝国海軍はジョンストン島とミッドウェイ島に奇襲攻撃を敢行。反撃に出た米第一六任務部隊に対し、完成直後の「魁鳳」が出撃する。そして、広大な艦上からついに一式陸攻が飛び立った!
著者等紹介
原俊雄[ハラトシオ]
1964年、大阪府生まれ。龍谷大学卒業。ミッドウェイ海戦に参加した叔父(重巡「最上」乗組)の影響を受け、戦史本の収集に没頭する。2005年に作家デビュー。デビュー作『史上最強の艦隊』をはじめ本格派戦記シミュレーション作家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価