出版社内容情報
1993年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業。パリ第四大学フランス文学科修士課程修了。現在、フランスの食品関連企業にて通訳および渉外業務に従事している。
【目次】
内容説明
ボードレール、ネルヴァル、ヘルダーリンに列せられる詩人・小説家ピエール・ジャン・ジューヴ―映画女優カトリーヌをめぐる三角関係と破局を描く『ヘカテー』。小説の結構が瓦解し、主人公の夢と現が混淆する『ヴァガドゥ』。めくるめく二つの物語がオペラのように紡がれる詩的長編小説。
著者等紹介
ジューヴ,ピエール・ジャン[ジューヴ,ピエールジャン] [Jouve,Pierre Jean]
1887‐1976。詩人、小説家、批評家。フランス北部アラスに生まれる。第一次世界大戦中、平和主義思想に触れるも、戦後は一転、聖性に貫かれた詩を探究しつづけた。フロイトの精神分析理論に初めて触れたフランス人のひとりでもあり、ジャック・ラカンを始めとする多くがその作品の重要性を指摘している。タゴール、シェイクスピア、ヘルダーリンのほか、アッシジの聖フランチェスコ、アビラの聖テレサの著作の翻訳者でもあり、モーツアルトやベルクのオペラに関する著作もある
小川美登里[オガワミドリ]
岐阜県生まれ。カーン大学にて博士号取得、現在、筑波大学人文社会系准教授
飯塚陽子[イイヅカヨウコ]
1993年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業。パリ第四大学フランス文学科修士課程修了。現在、フランスの食品関連企業にて通訳および渉外業務に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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